?.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第94回
韓国の利益に立った朝日新聞 若宮啓文元主筆

(「歴代首相の靖国神社参拝を妨害した朝日新聞 加藤千洋元記者」のつづき)
藤原 朝日新聞には、加藤千洋氏と同様に、韓国側の立場に断って、日韓関係を修復不能に近い状態まで追い込んだ人物がいますね。元朝日新聞の主筆(編集・論説の総責任者)であった若宮啓文氏。かれのことも俎上にあげないとならないでしょうね。
要望書ではどうなっていましたか?
赤峰 このように書きました。
若宮啓文(韓国)東西大学碩座教授:2005年3月27日の『風考計』に「竹島を日韓の共同管理にできればいいが、韓国が応じるとは思えない。ならば、いっそのこと島を譲ってしまったら、と夢想する」と書いた真意と釈明。
小川栄太郎著『約束の日 安倍晋三試論』のなかに、政治評論家の故三宅久之との対談で「朝日新聞の論説主幹の若宮啓文と会った時にね、『朝日は安倍というといたずらに叩くけど、いいところはきちんと認めるような報道はできないものなのか?』と聞いたら、若宮は言下に『できません』と言うんですよ。で、『何故だ?』と聞いたら『社是だからです』と。安倍叩きはうちの社是だと言うんだからねえ。社是って言われちゃあ……。」と書かれている件の釈明を求める。
横井 朝日新聞2014年4月11日の記事の中に若宮氏が不思議なことをいっているのを見たことがあります。
日韓国交正常化50年を控えて: まさか、こんなことになるなんて……と、多くの人が感じているのではないか。2002年にサッカーのワールドカップ(W杯)を共催し、空前の韓流ブームも起きたのに、いまの日韓は一体どうなってしまったのか…。
これを見ましてね、絶句したことがありました。日韓関係をこれだけ破壊してきたのは朝日新聞とあなたではなかったのかと・・・。
藤原 最近でも、「[東京小考] 三兄弟、長い葛藤の物語」とか書いていまして、中国を長男,韓国が次男で、日本が三男の物語ですが、全体を貫いて日本が悪者に仕立てられています。とにかく、日本が中国や韓国に迷惑をかけっぱなしという設定してますよ。
横井 そういう筋立てなら韓国では受けるでしょうね。韓国ではそのような日本人を「良心的」といって大変評価するそうですから。そういう点では、若宮氏も韓国では大変に居心地がいいのかもしれませんね。
赤峰 ただし、朝日人としては珍しい発言もあります。自身の著書「新聞記者 現代史を記録する」のなかに、従軍慰安婦問題について、こう論じています。
「朝日新聞もこれを熱心に報じた時期があった。中には力ずくの『慰安婦狩り』を実際に行ったという日本の元軍人の話を信じて、確認のとれぬまま記事にするような勇み足もあった。」
藤原 もう早い時期で、朝日新聞自身も吉田証言に基づく従軍慰安婦が嘘であるとは認識していたでしょう。また、歴史家の秦郁彦氏の指摘や 『週刊新潮』をはじめとするメディアの指摘があったわけですから、朝日新聞もそれを理解していたでしょう。しかし、それを言わなかっただけですね。
横井 当然、若宮氏も知っていた。しかし、これを暴露したのは朝日新聞をやめてからというのではあまり意味がないことかもしれません。それでも、なぜ、そんなことを言い出したんだろうとは思いますが・・・
藤原 こういうタイプは、国会喚問をすれば必要以上に「口を割ります」よ。
赤峰 当ブログの「朝日を糾弾することが、日本の歴史認識の見直しにつながる!」の最後に、情報筋からお話が参考になるかもしれません。
朝日新聞社の問題は記事の捏造だけではありません。朝日新聞は取材や、政党関係者などとの接触により、大量の国家機密に当たる情報を得ています。その情報が韓国や中国政府にまで漏えいしています。これは重大な犯罪に当たります。
国会での喚問が可能であれば、情報漏えいに関しても調査されることが期待されます。朝日新聞社の社内でも、この事実を知っている者がいますので、遅かれ早かれ必ず露呈されることになります。
横井 若宮氏は2002年に論説主幹になったんですよね。そして2013年1月、主筆として退職するまでの10年間、朝日新聞の本社中枢にいたわけですから、朝日新聞の内情は知り抜いているはずですね。とくに2009年の9月〜2012年の12月までの朝日新聞が応援していた民主党政権時代とも重なっていますから、慰安婦問題での朝日新聞の取材方法を暴露したように、本当のことを喋ってしまうかもしれません。
藤原 民主党政権時代の国家機密の漏えいははなはだしいものがあったのでしょう?
確か、民主党参議院議員の福山哲郎氏が国会の質疑で、民主党政権下でとんでもないことをやっていたことを気がつかずにしゃべったシーンがありましたね。
赤峰 2013年11月20日同国家安全保障に関する特別委員会ですね。福山氏の質問の一番最後のところですね。
福山氏は「(機密書類の廃棄について)防衛関係の機密文書が34000件も無断で破棄されてるんですよ」と言ってみたのはよかったんですが、
小野寺防衛大臣からは「34000件のうち30000件は民主党政権で無断で破棄されていたと承知しております」と答弁されてしまいました。
これは、とんでもないことなんですが、福山氏本人は自説を述べることに熱中する余り、ことの重大性を認識していない風でした。
横井 なるほど、こういう真実がドンドン出てくる可能性があるわけですね。おそらく、自分の罪を問われまいと一生懸命説明する。それが、自分をかばう分、他の人や、朝日新聞ぐるみでやった犯罪行為をしゃべってしまうということですね。
藤原 若宮氏の国会喚問は是非実現させましょう。かれの口から、直近の朝日新聞の方針が分りますから。いかに日本を貶め、中国や韓国の利益のために動いてきたのかの実態を国民の前にさらさせることになります。これで、国民の中には、朝日新聞の洗脳で判断力を失っている人も目覚めることになりますね。
その意味で、要望書に書かれた朝日新聞のメンバーの国会喚問は必須ということなんですね。実によくわかりました。
横井 安倍総理への国会喚問要望書には次のメンバーを要請していましたね。
政府関係者として河野洋平元自民党総裁、朝日新聞社として、木村伊量代表取締役社長、大野博人論説主幹、杉浦信之編集担当、さらに元記者から、加藤千洋同志社大学教授、若宮啓文(韓国)東西大学碩座教授、植村隆北星学園大学非常勤講師(後期の身分未定)。そして、弁護士として、福島瑞穂氏(アジア太平洋戦争韓国人犠牲者補償請求事件を担当した弁護士)。
これは、是非実現していただき、真相究明を果たしていただくと同時に、日本および日本人の名誉を回復する最大のチャンスになりますね。
赤峰 ここで、内部事情に詳しい方からの情報が入ってきていますので、お伝えします。
・赤峰氏の総理大臣あての「要望書」に書かれている人たちは、すでにお一人お一人が、不安感でそわそわし始めています。
・証人喚問などできるわけがないとする論調を展開したいと考えています。
・同時に、国会招致されていろいろ訊かれたらなんと言い訳をしようかと、気をもんでいます。
・一人一人は、人を批判することは得意分野なのですが、いざ自分が質問攻めに遭うと用意した答え以外はまともには答えられません。
・したがいまして、この人たちが喚問されると、証言の内容によっては、その人物や事象と関係する別の人物を追加喚問される可能性があります。
・例えば、朝日の社長の証言が曖昧であれば、歴代の社長や会長にさかのぼって国会に招致される可能性があるということです。
《※社長の木村氏、会長の秋山氏は、16日の0:00に登場します。》
つづく
10:00に朝日新聞関連の別記事が入ります。
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