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放談(138) 総選挙特集(1) 当選回数が多くても国益に貢献しない代議士たち

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Ⅱ.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第138回 

 総選挙特集(1) 当選回数が多くても国益に貢献しない代議士たち




赤峰 衆議院が解散し、にわかに世情は選挙ムードが高まってきました。予期せぬ解散であったため、どこの政党も準備ができていません。各党も急いで政策のまとめに入っておりますし、候補者の選定に追われているようです。これは自民党とて、例外でなく、公認を出さないとか、候補者の差し替えなどをしている段階で、まだ準備が整っているわけではありません。

一方、野党側も、どのような組み合わせの政党で選挙を戦うのか、現段階では予測がつかず混とんとしております。

そこで、ここでは、前職議員で今回も出馬する人たちについて個別に評価を加えて、投票の際の参考材料として提供してみたいと思います。

横井 率直に申しまして、今回の選挙でお引取りいただきたい方々は、当然、これまでに国益に反する行動をとった人たちです。どのような行為が国益に反してきたのかを確認しながら論じてみましょう。まずは、当選回数を重ねていっている人から見ていきましょう。

赤峰 では、15回の最多当選、生活の党の小沢一郎氏からお願いします。

藤原 小沢氏は72歳、岩手4区(花巻市、北上市、奥州市など)。親中・親韓派の超大物ですから、もうこの時点でアウトです。日本の国益には何の貢献もしていません。

以前も申し上げましたが、小沢氏には致命的な欠陥があります。それは、小沢氏の主張を認めない人をすべて敵にしてしまうところです。常に自己本位で、周りを自分の意見に従わせようとします。これまでの人びとの離合集散がそれを物語っています。このような個人の性格で成り立っている政党は、国家を論ずることはできません。

赤峰 今回も小沢氏、奇妙な画策をはじめていました。11月17日の記者会見でこのように語っています。

「民主・維新が今のままでは、この前のように(議席が)取れない。新党でやらないと、完全な戦線統一にはならない。国民も一つの政党というイメージでないと、受け皿とはみなさない。統一名簿という言葉を使っている人も含めて、新しい政党を作って選挙に臨む」

しかし、この案は民主党が受け入れなかったため、小沢氏はまた奇手をうちました。生活の党に所属している前職2名(同党幹事長であった鈴木克昌氏と小宮山泰子氏)を民主党に移籍させました。

藤原 この小沢氏流の政界再編の目論見はおそらく水泡に帰すでしょう。小沢氏の政治感覚と国民の政治感覚に大きな隔たりがあるからです。それが理解出来ないほど、小沢氏の政治感覚は麻痺しているといえるではないでしょうか。

小沢氏の思想の根底には、日本の国をどう発展させていくか、日本のために何をなさねばならないのかという考えはないのです。単に、安倍政権のやることが気に入らないということで、「とにかく壊してしまえ」という考えなので、議員としては失格です。

赤峰 14回当選の野田毅氏について、横井さん、お願いします。

横井 野田氏は73歳。元大蔵官僚で現在は自民党所属、熊本2区(熊本市西区、南区、荒尾市、玉名市など)。今回、自民党の公認がはずされる可能性もあるそうです。その理由は、野田氏が財務省の最大の代弁者であり、自民党税調会長として「消費税率10%増税」を強く主張しているところにあります。

アベノミクスや景気の回復の問題よりは、財務省の主張である財源の確保に力点をおいて、安倍政権における「内なる敵」になっています。また、日中協会の会長を務めるなどして親中派の立場を鮮明にしています。靖国神社参拝を批判している人物なので、日本国の国会議員として相応しくありません。

赤峰 12回当選組では中村喜四郎氏がいます。引き続き、横井さんお願いします。

横井 元自民党の大臣経験者で現在は無所属の65歳。茨城7区(古河市、結城市、下妻市、常総市、坂東市など)、田中角栄、竹下登の系譜で、建設大臣のとき汚職で逮捕されています。強固な結束力を持つ後援会組織を背景に、無所属で当選を続けています。

この部分だけをみても、単に地元の特定の利益のためにしか貢献していないわけで、古いタイプの政治家の代表です。国益のために何も貢献していないのですから、国会議員としての資質はありません。

赤峰 同じく当選12回組で亀井静香氏。藤原さんお願いします。

藤原 亀井氏は元自民党、運輸大臣、建設大臣や政調会長を歴任。現在無所属で78歳。広島6区(三原市、尾道市、府中市、三次市、庄原市など)。元警察官僚。義理人情には厚い古い政治家で一時は資金力にものを言わせて派閥を率いていました。しかし、小泉郵政選挙時に自民党を離党。

利権にまつわる話が多い人物であり、国益を論ずる資質が無いので、国会議員としての使命は終っています。

赤峰 11回当選組に横路孝弘氏、菅直人氏がおります。横井さんお願いします。

横井 横路氏は元社会党出身で現在民主党。衆議員議長を経験。73歳。北海道1区(札幌市の中央区、南区、西区)。

菅氏は社会市民連合、社民党を経て民主党に所属。総理大臣経験者。68歳。東京18区(武蔵野市、小金井市、府中市)。

両者とも、親中・親韓派であり、国益に反するだけでなく、国家にとって有害な人物なのでここで論ずる必要のない人たちです。前回の選挙では、両者とも小選挙区で落選し、比例区で復活しているので、必ずしも国民の信託があったわけではありません。

赤峰 当選10回組に二階俊博氏と額賀福志郎氏がいます。藤原さん、お願いします。

藤原 10回組に中国利権派の代表格、韓国利権派の代表格がいるのには驚きです。

二階氏は自民党から小沢新進党を経由して現在自民党に戻っています。総務会長であり、派閥の領袖でもあります。和歌山3区(御坊市、田辺市、新宮市など)。75歳。

中国とは太いパイプが築かれ、パンダ貸し出しに口利きもしました。当然、中国には頭が上がらず、東シナ海の日中中間線でのガス田開発問題では「日本の対応にこそ問題がある」と発言した人物です。また、建設族議員のドンとしても有名で、国土強靭化総合調査会会長の職にあった際には、新たな利権を手に入れたといわれていました。

額賀氏はずっと自民党に在籍し、防衛庁長官に二度就任。日韓議員連盟の会長であり、韓国のメッセンジャーで、日本の国益の主張はしません。派閥の領袖で、70歳。茨城2区(水戸市、笠間市、鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市、小美玉市など)。額賀氏は田中角栄、竹下登の系譜なので、利権関係にはさとい人物です。

額賀氏は防衛庁長官時代、沖縄の普天間基地移設問題では辺野古埋め立てを立案しています。また、2000年9月には中国から帰ったばかりの額賀氏が、自民党外交関係合同部会に出て、新規の対中援助172億円の供与への賛成論をぶつほどの中国傀儡議員です。

横井 日中、日韓間には、余人ではうかがい知ることの出来ない利権関係が存在し、二階氏も額賀氏もそれらに密接に関わっています。当然、国益はないがしろにされています。

両者は、日中友好条約や日韓基本条約が締結されて以来、今日までずっと国辱的な行動を続けてきました。当然、国会議員を続ける資格はありません。

つづく



当ブログは、Ⅰ.赤峰和の時事解説、Ⅱ.時事放談(鼎談)、 Ⅲ.日本政治精神史、Ⅳ.国際政治解説、Ⅴ.提言、Ⅵ.平成ネット塾、の六つで構成されています。時宜に応じて、テーマごとに分類して解説を加えてまいります。

なお、当方へのお問い合わせは akaminekazu2014@gmail.com まで、お願いします。

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