?. 赤峰和の時事解説 第94回
速報 桜内代議士に対する名誉毀損訴訟 第五回公判


赤峰和の裁判報告
本日(9月8日)、反日の吉見義明氏が次世代の党の桜内文城(さくらうち・ふみき)代議士を被告とする名誉毀損裁判の第五回公判が、15:00から東京地裁103号大法廷で開かれましたが、その速報をお伝えします。
なお、この問題についてはじめてご覧になる方は、「反日の吉見教授が提訴した名誉毀損訴訟について」 をご参照下さい。
<報告>
1)東京地裁にて
私は14:05頃、東京地裁に到着しましたが、すでに傍聴人の列が出来ており、整理券配布の順番は68番目でした。その後、続々と傍聴希望者が集まり、最終的には300名近くになったと思われます。近くの話す声に聞き耳を立てますと「名護市議選で基地反対派が上回った」と嬉しそうにいっている女性のグループもおりました。
抽選が14:40に行われましたが、私は抽選には当たりませんでした。列を離れて、被告の桜内氏側の支援集会に行こうと、「桜内支援集会」の案内を持った方の方を見ていましたら、「今日はあちらが多いわね」と女性グループがいっていましたので、反日の人にも、桜内支援派が多く見えているようでした。
2)東京弁護士会館にて
抽選に漏れた桜内支援派の面々は、弁護士会館508での報告集会を待っていましたが、その際に、これまでの裁判経過などの書類が準備されていましたので、待つ間、じっくり読むことができました。
なお、このとき、事務局の人が言うには「これまでの公判の傍聴人は8:2で負けていましたが、今回初めて五分五分になったようです」という話がありました。
また、この間、桜内代議士の秘書さんとお話する時間がありましたが、当ブログのことは同党党首の支援者の方からのお勧めで代議士本人もよく読んでいるとのことでした。
3)報告集会
16:00過ぎに、公判を終えて、桜内代議士、弁護団、傍聴の人が報告集会にかけつけまして、おおよそ100名前後の方が参加されました。
入室された方々は「こんなに面白い裁判はなかった」と興奮気味にはいってきます。通常、民事訴訟は弁護士同士が書面の交換をして、次回日程を決めて終わりというものです。裁判で盛り上がるのは、結審前の尋問のときだけなのですが、どうもこの裁判だけは大論戦があったようです。
弁護団長も入ってこられるや否や、「今回はこちらの傍聴人の方が多くて随分助かりました。次回の公判は12月15日になりましたが、先方はこちらの陳述に反論するから時間がかかるといっていた。どっちが被告かわからん」といわれて場内大爆笑になりました。
被告である桜内代議士が裁判経過を概略報告しましたが、極めて理路整然と話す方なので、吉見氏側も相手を間違えたのではないかと思うほどでした。
公判では、桜内氏の陳述書と第三準備書面によって「吉見氏と朝日新聞は倒錯した論理に基づき『軍の関与』を『軍の強制』と言いかえることで『日本軍が強制的に女性を性奴隷化した』」、「これを岩波の書籍で英文化し世界に広めた」と断罪しています。また、公判でもそう主張したようです。
また、公判の最後に、次回日程を決める問題で吉見氏側は裁判官の心象をかなり悪くしたようです。これは、日程をめぐり裁判官の期日指定を吉見氏側は「聞いてない!」と怒りの発言をして、裁判官も語気を荒めて言い合いになったそうです。吉見氏側の主張は「反論に時間がかかる」ということで・・・。
弁護士団と傍聴した拓殖大学客員教授の藤岡信勝氏の話を総合すれば
?先方の書面は小説みたいな準備書面で読む気がしない。(暗にこれは裁判官も目を通さないだろう)
?吉見氏側は裁判所の訴訟指揮の流れに執拗に抵抗している。これはこちらにいい流れだ。
?また、争点が分らない訴訟で、訴訟としては成り立たない。
?吉見氏側の主張のなかに「『慰安婦=性奴隷』は、だまして書いたものではない」という子供じみた言い訳をしている。
?吉見氏側は「国際条約における奴隷」に該当すると言い出したいようだ。国際法の議論をやっている
?裁判所も話がかみ合わないと思っている。早急に、被告(桜内氏)の証人尋問をしたい意向。
?吉見氏側の狙いは「名誉毀損」よりも「裁判所に慰安婦は性奴隷だ」と認めさせたいという点にあるようだ。
ということになると思います。
なお、?の吉見氏側の狙いは、効を奏しないはずです。そのような政治的な判断を裁判所は避けるのが通例です。宗教団体に対する裁判でも教義の中身に踏み込まないのと同じだからです。この裁判の訴因である「名誉毀損があったか否か」それだけの判断になると思います。
以上のような報告がなされましたが、若干の時間があったので、私の方から、お願い一点と質問一点行いました。
1)お願い:「ブログ活動をしている赤峰と申します。この裁判に関して検索しても、反日勢力の記述しか見当たりません。どうか、もっと広報活動をお願いします。また、反日勢力の支援者名簿がネットで見られますが、半数は在日韓国人です」と申しましたら、会場からどよめきがでました。
2)質問:名誉毀損訴訟は、訴えた側が丸裸になっていかに自分の名誉が傷つけられたかを証明しなければならないのですが、吉見氏はそれを行っていません。このあたりの展開はどうなるのでしょうか?
1)については、次世代の党としてこれから積極的に広報活動をするという回答でした。
2)については、弁護団長が吉見尋問をしてその虚偽を明らかにするということでした。
発言のなかで印象深かったものを二つあげます。
日本近現代史研究会の事務局長の細谷清氏が、ジュネーブの国連人権理事会にいって「これまでの流れを少しひっくり返した」といわれました。大きな拍手がおきました。
細谷氏は、「『性奴隷』の否定で新局面に入った国連の慰安婦問題」で講演をされています。
https://www.youtube.com/watch?v=43NiEXu5PfY ご参照
(同研究会のHP: http://nipponkingendaishi.web.fc2.com/index.html)
(細谷氏に名刺を差出ましたら、「いつも読んでいる」とのことで恐縮いたしました。)
もうひとり、若い方が、私の発言を受けて、ネットの重要性を強調されていましたが、この方は傍聴した際、傍聴人の吉見氏側の人が在日韓国人で本名で呼び合っていたり、「吉田という苗字が多いけど、うちの父の通名は吉田なの」とかいう会話が聞こえてきて、私の先ほどの発言を妙に納得したようでした。なお、この方は、次世代の党の広報の方にネット運営の提言をされていました。
17:00が終了時間でしたが大変な盛り上がり方で、必ずこの訴訟に勝つという意欲に満ち溢れていました。
集会が終わった時点で、桜内代議士と若干お話をさせていただき、また藤岡氏にいつも引用をさせていただいていることへのお礼を申し上げました。
以上が、第五回公判とその後の報告集会の模様です。
さて、明日は、もっと詳細に本訴訟における吉見氏側の主張と桜内氏側の主張の対比をしながら、本訴訟の本質的な意味を考えてみたいと思います。
つづく
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読者へのお願い:当ブログでは、以下の体験のある方を募っています。
1.学校の修学旅行や職場の旅行、個人旅行などで韓国に行き、慰安婦像の前で謝罪や土下座をさせられたなど、屈辱的な体験をされた方。
2.韓国企業との取引や、韓国との文化交流などの中で、慰安婦がらみの屈辱を受けたり、経済的な損失を被った経験のある方。
3.そのほか、思わぬところで、慰安婦がらみで不快な体験をされた方。(国内、海外問わず)
このような体験をされた方から詳しいお話をお聴きしたいと思います。お心当たりのある方は下記のメールアドレスにご一報ください。
なお、当方のアドレスは akaminekazu2014@gmail.com です。