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放談(117) 朝日新聞の三大捏造――諸悪の根源としての朝日新聞(2)


?.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第117回 

朝日新聞の三大捏造――諸悪の根源としての朝日新聞(2) 

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(「朝日新聞九つの大罪――諸悪の根源としての朝日新聞(1)」のつづき)

?歴史観を歪めた=朝日新聞の三大捏造「南京大虐殺」、「靖国問題」、「従軍慰安婦」


赤峰 この三大捏造報道については、再三当ブログで取り上げていますので簡単に述べます。

まず、第一の捏造は、本多勝一氏が1968年から朝日新聞紙上に掲載した、「中国で取材した旧日本軍についての連載記事『中国の旅』」でした。取材といってもすべて中国のお膳立ての上で書いたものです。本人もこう語っています。

取材の協力をしてくれたのは出先の各地の革命委員会です。省ごと村ごとにありました」、「例えばある街に行きますと、予め中央から指示が来ていますから、現地では聞くべき相手を準備しています。


藤原 これが後に日本の教科書に掲載されて、そこからアイリス・チャンの『ザ・レイプ・オブ・南京』に模写されてしまう。そして、『南京大虐殺』があったということにされてしまったわけです。

赤峰 また、「靖国問題」を引き起こした張本人が、加藤千洋氏です。1985年(昭和60年)8月7日の「中国『日本的愛国心を問題視』」と言う記事をはじめとする一連の記事で、この年の8月15日予定されていた中曽根康弘首相の靖国参拝について繰り返し批判をしました。

横井 当初、中国政府はこの靖国神社参拝に関心を抱いておらず。正式な抗議の姿勢を示していなかったのですが、執拗な報道により、政治問題化させてしまいました。以降、「靖国問題」は中国政府の「外交カード」の切り札となりました。

赤峰 この年から、1996年7月29日の橋本龍太郎総理(当時)の参拝まで11年間、総理大臣は誰も参拝していません。この間の総理大臣は、竹下登、宇野宗佑、海部俊樹、宮澤喜一、細川護熙、羽田孜、村山富市、の各氏です。


<三つも捏造された従軍慰安婦報道>

横井 そして、三番目が、従軍慰安婦捏造報道です。但し、この捏造報道には三つもあるということを考えなくてはなりません。この視点を忘れると、論理がすりかえられていることがわからなくなります。この三つの報道の相関関係を赤峰さん、説明をお願いします。

赤峰 まず、それぞれの年代が重なる部分もありますので、年表形式にしてみました。

1947年 吉田清治が日本共産党から下関市議会選挙に立候補。129票を獲得も落選
1977年 吉田清治が 『朝鮮人慰安婦と日本人』という本で「日本軍人が朝鮮女性を強制連行して慰安婦にした」 と証言
1982年 吉田清治が 「朝鮮人の奴隷狩りがあった」 と証言
1983年 吉田清治が 「私の戦争犯罪」 を出版 朝日新聞、赤旗にて掲載
1989年 韓国・済州島の済州新聞が 「私の戦争犯罪」 は捏造と報じる (なお、「私の戦争犯罪」の舞台は「韓国・済州島」である) 
1991年 5月22日付朝日新聞大阪版 吉田清治が「木剣ふるい無理やり動員」発言
      8月11日付朝日新聞 植村隆韓国特派員・ソウル発 「元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀重い口開く」
      10月10日付朝日新聞大阪版 吉田清治が 「慰安婦には人妻が多く、しがみつく子供をひきはがして連行」
      12月6日に、アジア太平洋戦争韓国人犠牲者補償請求事件として、35人が慰安婦に対する賠償を求めて日本政府を告訴
1992年 1月11日付朝日新聞一面 「慰安所、軍関与示す資料」【吉見氏関与】報道 宮澤喜一首相訪韓の5日前
      1月16日 韓国を訪問した宮沢首相は慰安婦問題の報道により、首脳会談で8回謝罪し、「真相究明」を約束する
      2月17日 日弁連戸塚悦朗弁護士が、国連人権委員会において、慰安婦問題を人道上の罪だとして国連の介入を求める


藤原 朝日新聞も吉田清治発言は取消をしましたが、慰安婦問題を「従軍」慰安婦化させた植村元記者とそれを世界に撒き散らした吉見義明氏の否定には至っていません。ここが朝日新聞の最後の砦となっているところだと思いますので、簡潔に解説をお願いします。

赤峰 これは、1991年8月11日の朝日新聞の植村元記者が書いた「慰安婦」記事です。

日中戦争や第二次大戦の際、「女子挺(てい)身隊」の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた「朝鮮人従軍慰安婦」のうち、一人がソウル市内に生存していることがわかり、「韓国挺身隊問題対策協議会」(尹貞玉・共同代表、十六団体約三十万人)が聞き取り作業を始めた。同協議会は十日、女性の話を録音したテープを朝日新聞記者に公開した。テープの中で女性は「思い出すと今でも身の毛がよだつ」と語っている。体験をひた隠しにしてきた彼女らの重い口が、戦後半世紀近くたって、やっと開き始めた。


横井 2014年8月5日になって、朝日新聞もこの記事の「挺身隊」を「慰安婦」と「混同した」として訂正を入れました。しかし、それ以上の言及はありません。

この植村記事のために、韓国の主張する慰安婦の数が20万人と膨大なものになってしまいました。

藤原 しかも、この記事の4ヶ月後に、植村元記者の義母らが音頭をとって、損害賠償を起すのですよね。このことは、1965年6月22日、日本と韓国の間で締結された基本条約の「戦後保証問題は解決済みであり、韓国・韓国人は日本・日本国民に対して賠償を要求することが一切できない」ということを無視したものです。

横井 いま、この訴訟と植村元記者の関係性が取りざたされています。これが明るみにでれば、慰安婦問題での朝日新聞の論拠がまた一つ崩れることになりますね。

そして、慰安婦問題の本丸は、中央大学教授の吉見義明氏と朝日新聞が共同謀議で作成した1992年1月11日の朝日新聞掲載記事(※1)ではないかと思っています。

(※1)「慰安所の経営に当たり軍が関与、大発見資料」として大々的に報道。社説には「朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した」「その数は8万とも20万ともいわれる」とし、吉見も紙面上で「軍の関与は明白であり、謝罪と補償を」というコメントを寄せた。

これは、先日のテレビ朝日の報道ステーションを見て気がついた点なのです。朝日新聞社系は三つの捏造報道のうち、一番最初の吉田清治発言を元にして書いた記事を取り消しただけで、あとの二つの捏造を取り消していません。しかも、最終的には「慰安婦は存在した」、「日本は人道上の問題を起した」、「だから断罪されねばならない」という風にもっていきました。

藤原 僕もそう思います。報道ステーションを見ながら、「なんか変だな」という違和感はそこにあったんですね。吉田清治発言を嘘だとは認めても、従軍慰安婦は存在した。「強制性があろうがなかろうが、人道上の罪はあるのだ」という誘導でしたよね。

赤峰 この問題について、元NHK職員の池田信夫氏は次のように論評しています。

最初、朝日は吉田清治のいうような『慰安婦狩り』が多数行なわれたと報道したのに、それが嘘だとわかると『挺身隊の強制連行』にすり替え、それが嘘だとわかると『強制性』に定義を拡大してきた。こういうごまかしの主犯が吉見義明氏だ。


横井 この吉見義明氏が、いま、桜内文城代議士を名誉毀損で訴えているのですが、逆に、返す刀で桜内代議士が吉見氏の「慰安婦捏造」を暴き、世界に撒き散らしたことに対して糾弾している状態です。

訴えられた側の桜内代議士が、逆に日本と国民の名誉と尊厳を守ろうとする勇気ある戦いをしているのですから、これは実に画期的なことです。(桜内名誉毀損訴訟の本質−2 ご参照)


藤原 とくに、この吉見氏と朝日新聞の共同謀議の記事が、時の宮沢首相に首脳会談の席で8回も謝罪させ、言質を取られて、河野談話に直結してしまったわけですから、吉見氏の犯した罪はきわめて重いといえます。そして、これら三つの虚報が、クマラスワミ報告書となっていったわけです。

つづく



当ブログは、?.赤峰和の時事解説、?.時事放談(鼎談)、 ?.日本政治精神史、?.国際政治解説、?.提言、?.平成ネット塾、の六つで構成されています。時宜に応じて、テーマごとに分類して解説を加えてまいります。


読者へのお願い:当ブログでは、以下の体験のある方を募っています。
1.学校の修学旅行や職場の旅行、個人旅行などで韓国に行き、慰安婦像の前で謝罪や土下座をさせられたなど、屈辱的な体験をされた方。
2.韓国企業との取引や、韓国との文化交流などの中で、慰安婦がらみの屈辱を受けたり、経済的な損失を被った経験のある方。
3.そのほか、思わぬところで、慰安婦がらみで不快な体験をされた方。(国内、海外問わず)

このような体験をされた方から詳しいお話をお聴きしたいと思います。お心当たりのある方は下記のメールアドレスにご一報ください。
★当ブログに掲載するものではありません。

なお、当方のアドレスは akaminekazu2014@gmail.com です。

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