?.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第119回
反戦・護憲という欺瞞――諸悪の根源としての朝日新聞(4)

(「市民団体という名の反日組織形成朝――諸悪の根源としての朝日新聞(3)」のつづき)
?国防意識を欠如させた=自衛隊は「悪」、国防も「悪」として、「平和幻想」をふりまいた
藤原 最近、朝日新聞では憲法9条を次のように報じています。【見出しのみ掲載】
「憲法9条にノーベル平和賞を」 署名32万人(2014/09/09)
日比谷から「9条壊すな」 集団的自衛権、反対集会(2014/09/05)
「9条壊すな」日比谷で集会 集団的自衛権の決定に抗議(2014/09/05)
横井 署名はそれなりに集まったんですね。これをどう評価するかが難しい。32万名も集まったのか、32万名しか集まらなかったのか。私は、後者だと思いますけど。
赤峰 そういえば、高齢者に回覧板みたいに回して無理矢理署名させていたので、抗議してやめさせたという話もありました。
藤原 「自衛隊」について朝日は次のように報じています。
提供元に県教委連名 (2014/09/10):県内で郵送されたリーフレット「みなさんの自衛隊」の表紙下部には「自衛隊三重地方協力本部」に加えて「三重県・三重県教育委員会」とある。昨年までは「自衛隊」と、募集事務を国から受託する「県」のみだったが、今年からは自衛隊の依頼で「県教育委員会」が加えられた。
朝日新聞のこれまでの主張からすると、自衛隊隊員募集方法へのクレームでしょう。
別の記事でも「高校生の就職活動解禁の7月1日に合わせて、県内の高校3年に送られた自衛官募集のリーフレットに、今年から県教育委員会が名を連ねた。関係者は『教委が入隊を勧めているようだ』と懸念している。」と書かれています。
横井 5月18日には「『集団的自衛権、必然的に徴兵制に』民主・枝野氏」と書いてみたり、8月10日には「戦争への道、恐れ、怒る 長崎、69回目『原爆の日』」として、「69年前、原爆の犠牲になった人たちを悼むこの日だからこそ、集団的自衛権の行使容認に対して、怒りの声が上がった。」などと、被爆者の心の痛みを利用して自説に誘導するなど姑息な手段で訴えかけています。
赤峰 8月15日の終戦の日の社説を比べてみますと、朝日新聞は異常に思えます。
読売新聞は【守られるに値する国に】と集団的自衛権行使容認を支持する内容となっています。
産経新聞は【靖国論争に終止符を】として、靖国参拝は、戦没者への哀悼の表明であって、中韓が靖国神社を「軍国主義の象徴」と糾弾するのは誤りであると述べています。
ところが朝日新聞は、【「お守り言葉政権」】として安倍総理の政治姿勢を批判する内容となっています。
【要約】安倍総理が、戦中の「国体」、「翼賛」などの「お守り言葉」のように、「積極的平和主義」、「美しい国へ」、「アベノミクス」という言葉を巧みに使っている。何度も繰り返し使用することで、単なる飾りに過ぎなかった言葉はやがて実力をつけ、国民を黙従させる力を持つ。その「お守り言葉」によって集団的自衛権行使容認や特定秘密保護法などの重要な決定を強行し、決着後には、「説明をして理解を得る努力をする」と繰り返すだけで、実際にはその責任を果たしていない・・・。
藤原 どこまでいってもひねくれた言葉しか出てきませんね。この朝日新聞の報道姿勢は、日本共産党がGHQによって解放されて喜ぶ姿を記事にして以来、今日まで一貫して続くものです。自衛隊を執拗に憎み、国防問題を論じられようとしたときには、日本人のナショナリズムを反米に向けさせてうやむやにさせる手法です。
60年安保では、朝日新聞は「アメリカの戦争に巻き込まれる」という不安を煽って騒ぎを作り出しました。そして、「安保条約は憲法違反だ」とか「強行採決は民主主義の破壊だ」という論陣を張えいましたが、条約の内容にはふれませんでした。
70年安保では、安保に反対する全共闘活動を水面下では応援するような記事を書き続け、「反体制」の学生を英雄視していました。それゆえに、全共闘活動家の片手には朝日新聞系列の『朝日ジャーナル』がありました。かれらの主張は「ベトナムに平和を」「反米、反戦」でしたから、朝日新聞の精神とつながるものが多かったようです。
横井 やがて学生運動が下火になって、国家転覆のシナリオがなくなった頃になると、南京大虐殺、靖国問題、従軍慰安婦という三大虚報に手を染めて、日本を貶めにかかったわけですね。
藤原 そう考えると朝日新聞は戦後ずっと反日活動をして、国防という意識を国民が持つことを許さず、反米親中を国内世論に醸成させようとしていたわけですね。今回の集団的自衛権反対の論調もその延長線上にあるのでしょう。

つづく
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