意 見 書
慰安婦問題に関する謝罪会見の実施
日本共産党中央委員会幹部会委員長 志位和夫殿
志位氏は今月24日から28日までの日程で韓国を訪問。日韓議員連盟の会合に出席するほか、27日には、ソウル高麗大学で講演するとのことですが、その前に慰安婦問題に関する謝罪会見を開いていただきたいと思います。
日本は慰安婦問題で「国ぐるみで性奴隷にした」とのいわれなき中傷によって名誉が毀損されています。それは、日本共産党員の吉田清治氏の捏造した話が全での原因になっていることは明らかです。
この問題について2014年9月27日付『しんぶん赤旗』は「歴史を偽造するものは誰か」と題した記事の結論部分に「『吉田証言』の記事を取り消します」、「『吉田証言』は信ぴょう性がなく、本紙はこれらの記事を掲載したことについて、お詫(わ)びし、取り消します」と発表しています。
しかし、この吉田証言について紙面でお詫びをして済むものではありません。日本共産党が公党であるならば、まずは、記者会見を開き国民に謝罪することが必要ではないでしょうか。とくに、吉田清治氏は日本共産党員であり、党の責任は極めて重いものがあります。
赤旗における吉田氏の捏造文章の紹介は、1992年1月17日の赤旗で、同年1月26日の赤旗日曜版で「連行した女性は1000人以上との証言記事」、1993年11月14日の赤旗で「最低950人、多くて3000人の朝鮮人女性の強制連行をした」と3度にもわたって報じています。これらの重大な捏造報道を単に「お詫びし取り消します」の一言で片付けてもいいはずはありません。
赤旗は吉田証言の捏造の本質を隠蔽するために「『河野談話』は『吉田証言』を根拠にせず」との言い逃れをしています。さらに、「志位見解」として「歴史の偽造は許されない―『河野談話』と日本軍『慰安婦』問題の真実」を主張し、あたかも日本共産党が無謬であるかのように装っています。このような態度は、日本共産党の欺瞞であり、日本国民の名誉を毀損する行為にほかなりません。
日本共産党が国民のための責任ある政党であるなら、韓国を訪問する前に、公党としての謝罪会見をするべきだと考えます。
平成26年10月23日
赤峰和
(意見書を上記の宛先へ、10月23日 09:15に、FAX並びにメールを送信しました。)
10/25 0:00に解説をいたします。
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