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解説(130) 解散考(2) 経済政策は「経世済民」の原点に立ち返るべき

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Ⅰ. 赤峰和の時事解説 第130回  

解散考(2) 経済政策は「経世済民」の原点に立ち返るべき





(「経済政策の批判ばかりで選挙は勝てるのか?」のつづき)

民主党の代表は以前経済評論家だった海江田氏なので、民主党政権下の経済政策についての総括があってもしかるべきと思いましたが、そのような話は聞いたことがありません。民主党は、当時の出口の見えないデフレ不況になんら有効な手を打つことはできませんでした。それどころか、財務官僚の言うがままに、円高誘導と消費税増税を決定しました。

民主党政権下、最後の首相であった野田佳彦氏が衆議院を解散した2012年11月の株価は9.024円、1ドル=81円台でした。

同年12月16日の衆議院議員選挙で自民党が圧勝すると、翌日の株価は9,828円まではねあがり、円も1ドル=84円台までになりました。そして、安倍内閣の発足の翌日には10,322円、1ドル=85円台まで回復しています。

これは、安倍晋三自民党総裁の「政権を取ったら大胆に金融緩和する」といった発言に期待感が集まったからです。

その後、総理大臣に就任した安倍氏はアベノミクス【※1】という経済再生政策をうちだしました。

【※1】アベノミクス:デフレ経済を克服するためにインフレターゲットを設定し、大胆な金融緩和措置を講ずるという金融政策。その三本の矢として、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を掲げた。


これらの政策により2014年11月19日現在、株価は17,288円、1ドル=117円台となっています。安倍政権発足時よりも株価は7000円以上も上昇し、円も20円以上も円安になっています。

このマーケット動向については、「株を持っていないから自分には無関係」と言う人が多いのですが、実は、このような動きは国民生活に大きな影響を与えているということを知らねばなりません。

株価については株安の局面から見た方が意味が分るかもしれませんからこれで説明しましょう。

株安になれば、次のようなマイナスの循環になります。

企業の資産が減る→銀行からお金が借りにくくなる→資金繰りが悪化→給料が減る、または人員削減。このような暗い状況になるのです。その逆の、株価が高くなりますと、景気がよくなり、企業も個人も所得が増えてくるという状態になるわけです。景気がよくなれば社会保障の負担も軽減されます。デフレという最悪の状態からも脱出できることになります。

また、円安になると「海外から見て日本の商品が安くなるため、輸出企業に有利な状態となる」と言われています。しかし、円の価値が低くなるため、「海外旅行やブランド商品などの値段が上がってしまう、原油の仕入れコストが高くなる」というデメリットもあります。この問題は、実はバランス上の問題でもあるわけですが、経済学者の浜田宏一氏によれば「円安局面の方がメリットが大きい、円高は産業の空洞化をもたらす」、「金持ちに有利」と述べておられます。


ただし、こういう意見は、マスコミで論じられることはあまりありません。おそらくは、日本の財政政策に厳然たる力を持つ財務官僚のレクチャーをそのまま受け入れているからだと思われます。これは政治家も同様です。自民党税制調査会の主要メンバーは元大蔵官僚出身者だったり、財務官僚の意見に説得され、アベノミクスに対する批判論者もいるのです。

なお、民主党は、経済政策に通じる人は皆無に等しいので、民主党政権下で鳩山氏、菅氏、野田氏らが行った経済政策、円高誘導、消費税増税などは、財務官僚の主張を丸呑みしていただけなのです。


「国債を大量発行して財政出動すると、日本は借金が膨らんで財政破綻をする」という話を聞くことがよくあると思います。税収を上げて国債の償還を果たしたい財務省が情報の発信源です。これを真に受けたマスコミや政治家が騒ぎ立てるのです。

これに対して、経済評論家の渡邉哲也氏は「日本のような自国通貨建ての国債がデフォルトになることはありえない、なぜなら国には通貨発行権があり、いざとなればお金を刷ることで国債を償還できる」と述べておられます。これが、正しい経済の考え方だと思います。いたずらに税収と国債の償還ばかり気にしていては、かえって景気を悪化させ、そのために税収がますます下がるという悪循環は避けねばなりません。どうも、マスコミも政治家も経済の本質をあまり理解していないようです。

元来、経済とは「経世済民」の略で、「国を治め民を救済する」との意味です。国の経済問題については、政治家も財務官僚も原点に立ち返り、「国や国民を真に豊かにする」と言う観点で考えていただきたいものです。

つづく



当ブログは、Ⅰ.赤峰和の時事解説、Ⅱ.時事放談(鼎談)、 Ⅲ.日本政治精神史、Ⅳ.国際政治解説、Ⅴ.提言、Ⅵ.平成ネット塾、の六つで構成されています。時宜に応じて、テーマごとに分類して解説を加えてまいります。

なお、当方へのお問い合わせは akaminekazu2014@gmail.com まで、お願いします。

facebookは https://www.facebook.com/akaminekaz です。

解説(131) 解散考(3) アベノミクス批判者と親中・親韓派の関係

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Ⅰ. 赤峰和の時事解説 第131回  

解散考(3) アベノミクス批判者と親中・親韓派の関係





( 「経済政策は『経世済民』の原点に立ち返るべき」のつづき)

解散直前の11月17日、新宿での街頭演説を行った民主党代表の海江田氏の演説には、おどろかされました。新しい政策はなにもなく、単なる批判のオンパレードだったからです。

「アベノミクスでこれまで豊だった人たちはますます豊かになった。今日のような株式市場の乱高下でうまく儲けた人はいいだろうが、日々働く人、年金で毎日を暮している人には関係ない」、

「厳しい状況に置かれている子育て世代への支援策を民主党は行ってきた。子育て世代への子ども手当や、高校授業料の実質無償化は、給料は増えないが、手当が入ることでそれぞれの家計で自由に使えるお金、可処分所得を増やした。人への投資こそが一番大切だとこれまでも主張してきたが、これからも主張していく」


株価は乱高下などはしていません。

株で収益を上げた人や大企業批判をしていますが、ここも発想が間違っています。大企業をつぶしてしまえば、関連する中小企業も連鎖倒産してしまいます。町には失業者が溢れることになります。海江田氏はそのような経済状態になることを期待しているのでしょうか。安倍政権の失敗を願うあまり、思考が本末転倒になっているようです。

また、後段のバラまき政策である「こども手当て【※1】」は、かつての公明党の政策である地域振興券【※2】、定額給付金【※3】を模倣した政策です。

【※1】こども手当て:2009年の民主党のマニフェストとして提示され15歳以下の子供を扶養する保護者等に対し2010年から月額1万3千円の支給が開始された。この支給により経済波及効果を期待されたが、大半は貯蓄に回ったと見られている。

【※2】地域振興券:1999年4月から実施された。当時15歳以下の子供のいる世帯主に一律2万円のクーポン券が配布された。地域振興券を優先的に使用する一方、その分の現金を貯蓄に回したため、消費の押し上げ効果は10%程度にとどまったといわれる。

【※3】定額給付金:2009年3月に施行された給付形式の定額減税政策。対象は住民基本台帳に記録されている者(外国人居留者含む)で、一人12000円、これが後の民主党提案の子供手当てにつながった。


バラまき政策は、経済波及効果を上げるものではありませんし、あまり良いことではありません。受け取る側は、「もらえるものはもらっておこう」と思うだけで、あくまでも一時しのぎにすぎません。これは財政圧迫にもつながりますので、やめるべきでしょう。

民主党はこれで人気取りをしたいという精神がミエミエです。バラまきの公明党と何ら変わらない愚かな政策です。


安倍政権になって円安は顕著になり、本来の日本経済の流れに押し戻していますが、民主党政権時には、円高政策により、日本の輸出産業は競争力を失い、韓国製品に世界中のシェアを奪われ続けました。これは民主党政権が、中国や韓国の要請に「配慮」したからだと言われています。

このように、民主党にとっての経済政策は、日本の国益のためではなく、中国や韓国の国益を優先させようとしています。


以上のような観点から考えてみて、今回の総選挙に際しては、「誰が日本の経済を本当に良くしていこうとしている人物なのか」を選択の基準にすることが大切だと思います。

それでは、ここで、識者からの発言をいただきます。


・国の経済状態は、国民の幸福感覚や不幸感覚に大きく影響を与えます。

・だからこそ、長期的な国家戦略や計画に基づいて取り組むことが求められるわけです。


・国際社会の中の日本の位置づけや存在価値の高低は、日本経済を向上させる重要な要素となります。

・安倍政権は今までの首相には見られない卓越した外交姿勢により、国際社会における日本の価値を大きく向上させたと言えます。

・このようなことが実際には日本経済を押し上げる原動力になっていることを知るべきです。


・一方、民主党によるバラマキ政策は、国家運営能力の無さを露呈しているものです。

・公明党によるバラマキが先だったようですが、創価学会の池田大作氏が元気だったころに、「公明党が国民にお駄賃をくれてやれば、学会員が喜ぶだろうし、国民は投票もしてくれるだろう。」と言ったことが発想のもとだったようです。

・いかにも池田氏が言いそうなことですが、こんなことを国政に反映させようとしているのが公明党なのです。


・国民の選択によって、国は良くも悪くもなります。

・日本を美しく豊かな国にしたいと考えている人を選びたいと思います。






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解説(131) N氏の証言(2)――「差別」の感情で成り立つ韓国社会

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Ⅰ. 赤峰和の時事解説 第131回  

N氏の証言(2)――「差別」の感情で成り立つ韓国社会





( 「日本軍人は朝鮮人慰安婦を相手にしていなかった」の続き)

1975年から2012年までの40年弱の間、韓国企業との商取引を通し、韓国及び韓国人の実態をよく知っているN氏へインタビュー第二弾です。今回は「韓国女子ゴルファー」に関するお話から、韓国社会の実情を観察してみたいと思います。



上記の表を見ていただきましても、ベスト3はみな韓国女子プロです。その背景をN氏は次のように語っています。


・1999年頃韓国のソウル近郊、安養(アニャン)市のゴルフ練習場で取引先の知人の紹介で、ある人物と会いました。

・彼から、将来の韓国プロゴルファーの目標、トレーニング方法、シンジケート等の話を聞きました。韓国男女プロゴルファーを組織的に育成し、彼らが稼いだ賞金を出資者に分配すると言うものでした。。

・そこでは、素質のある者を研修生として育成するのですが、毎日明け方から深夜まで徹底的に鍛え上げ、10年間で一人前の稼ぎ手にするそうです。

・トレーニングでは、冬でも裸足で球を打たせ、夜は明かりが無い場所で打たせたり目隠してボールを打たせる。その後ボール拾いをさせ、もしロストボールになれば食事をさせないと言ったペナルティーが科せられるなど、かなり厳しい環境のようです。

・話をしてくれた人物は、平成16~17年頃に、日本テレビかTBSの特番で、韓国のプロゴルファーの「強さの秘密」という番組に覆面で登場したそうです。

・この組織は、政府役人、元官僚たちを中心に構成されていて、実務は韓国の暴力組織が行っているそうです。


N氏が語るには、韓国人ゴルフプレイヤーは奴隷と同じ扱いであるということなのです。ツアーで稼いだ賞金は本人分の懐に入らず、彼らを育成した組織やスポンサーのものになっているというのです。現代に残る「奴隷制度」の一つかもしれません。

この問題についてN氏は、日本女子プロゴルフ協会理事長宛に実名で三度も手紙を送っております。その手紙の一部を掲載いたします。

【途中から】私は、最近のトーナメントに於ける度重なる韓国プロゴルファーの優勝に危機感を覚えております。と言いますのは20数年前にあったグラハム・マーシュや徐阿玉プロの活躍と、今回の韓国選手との場合とは全く意味が違うからです。御存知のようにマーシュと徐阿玉プロの場合は、個人選手として高い能力を有しておりましたが、現在の韓国選手の場合は、韓国の地下組織(政治家、官僚、企業家、暴力団などがメンバー)が絡んでいるからです、(中略)

私が常々危惧している点として、

1.ゴルファーの薬物使用(貴協会はドーピングテストをしているのか?)。因みに韓国では、薬物使用の運動選手が多く、社会問題に成っています。

2.地道に努力している日本人研修生の夢を奪う、地下組織のアンフェアーなトレー二ングと不法行為。

3.地下組織と韓国選手との奴隷契約(これは歌手と事務所との違法契約でイギリスやフランスでも問題視されている)。尚、奴隷契約は韓国芸能会で日常的に行われている不法行為です。

4.つまりこの問題は韓国に根差す悪しき慣習で、被害を受けている個人や国際社会、世界中のゴルフトーナメントと日本の公平競技の為、排除する必容が在ります。従って関係すると思われる選手を中心に聞き取り調査やド-ピングテストを確実に行う。また海外ゴルフ協会とも共同で行う必要があります。(中略)

現在のトーナメントは、地下組織に育成されたハスラーの様な連中が、唯カネと欲望だけを求める、全くつまらない三文劇に成り下がり、TVでもトーナメント会場でも見たいと思わない人々が激増しています。この状況は、現在のアメリカとヨーロッパでもほぼ同様だと思います。是非ゴルフを愛するファンの為にも、この悪辣な組織の排除に立ち上がって頂けるようお願い申し上げます。【以下略】



韓国社会では、ゴルフの問題に限らす、さまざまな問題がでてきます。知的障害者の塩田奴隷【※1】という大騒動もありました。 

【※1】奴隷商人は、職を探している知的障害者を見付けると「君を雇ってくれるところがある。ちゃんと飯も食わしてくれる」と声をかけ、離島に連れていくと、塩田の経営者に、日本円にして10万~30万円ほどで売り払ってしまうのだ。塩田の経営者は、まず奴隷が「自分はここで働くしかないのだ」と思い込むよう教え、洗脳する。納屋にたたき込み、3度の粗末な食事と、2日に1箱のタバコ以外は何も与えない。脱走を図ると、スコップや鉄パイプで殴打のリンチだ。足の骨が折れたのに手当ても受けられないまま、片足切断の体で働かされている奴隷もいた。(「【新・悪韓論】知的障害者の塩田奴隷と黙認し続けた韓国社会のおぞましさ」より) 


また、韓国芸能界ではいわゆる枕営業が常態化しているという話もあります。「30人あまりの女性芸能人が実業家や企業幹部などの富裕男性を対象に性接待」と中国でも報じられていますし、台湾出身の歌手も「韓国の売れている歌手は男女を問わず枕営業をしている」とまで暴露されているほどです。さらに、「事務所は“性の館”だった!」というメモを残して女優が自殺したという衝撃事件もありました。


韓国社会においては、人権や人間の尊厳性に対する観念が薄く、支配者階級にあるものが、被支配層を道具としか扱っていないと考えられます。これは李氏朝鮮時代の身分制度を引きずっているのではないかと言われています。

この悪しき身分制度は、日本の統治時代には無くなったかに見えたのですが、日本の善政を全否定すると同時に、民族性の根っ子にある「差別」の感情を呼び起こしてしまったようです。

現在の韓国社会の「差別」の感情は尋常ではありません。日本に向けては激しいヘイトスピーチを展開しています。それも「誹謗中傷」の域を越えて「怨嗟」に至っています。

また、韓国国内に向かっては、上位にある者が下位にある者に対して激しい差別と抑圧を生み出しています。自殺者が絶えない原因の一つかもしれません。


韓国はいま、世界中でもっとも人権意識のない、人間の個の尊厳性を尊重しない社会が形成されています。個人を尊重できないから、社会全体を尊重できなくし、国家も愛せなくなっています。そのため資産家は海外に移住しようとするのです。

私たちが目にする韓国人の愛国感情や、すべてが韓国起源であるという倒錯感情は、「反日」という共同幻想の上に成り立っているだけの虚構です。「反日」という枠組みが無くならない限り、韓国はますます厳しい現実に直面することになります。一日も早く、人間観の再構築をし、現状から脱却し、差別のない社会を構築してほしいものです。


なお、N氏へのインタビュー内容は、随時公開させていただきます。




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放談(138) 総選挙特集(1) 当選回数が多くても国益に貢献しない代議士たち

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Ⅱ.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第138回 

 総選挙特集(1) 当選回数が多くても国益に貢献しない代議士たち




赤峰 衆議院が解散し、にわかに世情は選挙ムードが高まってきました。予期せぬ解散であったため、どこの政党も準備ができていません。各党も急いで政策のまとめに入っておりますし、候補者の選定に追われているようです。これは自民党とて、例外でなく、公認を出さないとか、候補者の差し替えなどをしている段階で、まだ準備が整っているわけではありません。

一方、野党側も、どのような組み合わせの政党で選挙を戦うのか、現段階では予測がつかず混とんとしております。

そこで、ここでは、前職議員で今回も出馬する人たちについて個別に評価を加えて、投票の際の参考材料として提供してみたいと思います。

横井 率直に申しまして、今回の選挙でお引取りいただきたい方々は、当然、これまでに国益に反する行動をとった人たちです。どのような行為が国益に反してきたのかを確認しながら論じてみましょう。まずは、当選回数を重ねていっている人から見ていきましょう。

赤峰 では、15回の最多当選、生活の党の小沢一郎氏からお願いします。

藤原 小沢氏は72歳、岩手4区(花巻市、北上市、奥州市など)。親中・親韓派の超大物ですから、もうこの時点でアウトです。日本の国益には何の貢献もしていません。

以前も申し上げましたが、小沢氏には致命的な欠陥があります。それは、小沢氏の主張を認めない人をすべて敵にしてしまうところです。常に自己本位で、周りを自分の意見に従わせようとします。これまでの人びとの離合集散がそれを物語っています。このような個人の性格で成り立っている政党は、国家を論ずることはできません。

赤峰 今回も小沢氏、奇妙な画策をはじめていました。11月17日の記者会見でこのように語っています。

「民主・維新が今のままでは、この前のように(議席が)取れない。新党でやらないと、完全な戦線統一にはならない。国民も一つの政党というイメージでないと、受け皿とはみなさない。統一名簿という言葉を使っている人も含めて、新しい政党を作って選挙に臨む」

しかし、この案は民主党が受け入れなかったため、小沢氏はまた奇手をうちました。生活の党に所属している前職2名(同党幹事長であった鈴木克昌氏と小宮山泰子氏)を民主党に移籍させました。

藤原 この小沢氏流の政界再編の目論見はおそらく水泡に帰すでしょう。小沢氏の政治感覚と国民の政治感覚に大きな隔たりがあるからです。それが理解出来ないほど、小沢氏の政治感覚は麻痺しているといえるではないでしょうか。

小沢氏の思想の根底には、日本の国をどう発展させていくか、日本のために何をなさねばならないのかという考えはないのです。単に、安倍政権のやることが気に入らないということで、「とにかく壊してしまえ」という考えなので、議員としては失格です。

赤峰 14回当選の野田毅氏について、横井さん、お願いします。

横井 野田氏は73歳。元大蔵官僚で現在は自民党所属、熊本2区(熊本市西区、南区、荒尾市、玉名市など)。今回、自民党の公認がはずされる可能性もあるそうです。その理由は、野田氏が財務省の最大の代弁者であり、自民党税調会長として「消費税率10%増税」を強く主張しているところにあります。

アベノミクスや景気の回復の問題よりは、財務省の主張である財源の確保に力点をおいて、安倍政権における「内なる敵」になっています。また、日中協会の会長を務めるなどして親中派の立場を鮮明にしています。靖国神社参拝を批判している人物なので、日本国の国会議員として相応しくありません。

赤峰 12回当選組では中村喜四郎氏がいます。引き続き、横井さんお願いします。

横井 元自民党の大臣経験者で現在は無所属の65歳。茨城7区(古河市、結城市、下妻市、常総市、坂東市など)、田中角栄、竹下登の系譜で、建設大臣のとき汚職で逮捕されています。強固な結束力を持つ後援会組織を背景に、無所属で当選を続けています。

この部分だけをみても、単に地元の特定の利益のためにしか貢献していないわけで、古いタイプの政治家の代表です。国益のために何も貢献していないのですから、国会議員としての資質はありません。

赤峰 同じく当選12回組で亀井静香氏。藤原さんお願いします。

藤原 亀井氏は元自民党、運輸大臣、建設大臣や政調会長を歴任。現在無所属で78歳。広島6区(三原市、尾道市、府中市、三次市、庄原市など)。元警察官僚。義理人情には厚い古い政治家で一時は資金力にものを言わせて派閥を率いていました。しかし、小泉郵政選挙時に自民党を離党。

利権にまつわる話が多い人物であり、国益を論ずる資質が無いので、国会議員としての使命は終っています。

赤峰 11回当選組に横路孝弘氏、菅直人氏がおります。横井さんお願いします。

横井 横路氏は元社会党出身で現在民主党。衆議員議長を経験。73歳。北海道1区(札幌市の中央区、南区、西区)。

菅氏は社会市民連合、社民党を経て民主党に所属。総理大臣経験者。68歳。東京18区(武蔵野市、小金井市、府中市)。

両者とも、親中・親韓派であり、国益に反するだけでなく、国家にとって有害な人物なのでここで論ずる必要のない人たちです。前回の選挙では、両者とも小選挙区で落選し、比例区で復活しているので、必ずしも国民の信託があったわけではありません。

赤峰 当選10回組に二階俊博氏と額賀福志郎氏がいます。藤原さん、お願いします。

藤原 10回組に中国利権派の代表格、韓国利権派の代表格がいるのには驚きです。

二階氏は自民党から小沢新進党を経由して現在自民党に戻っています。総務会長であり、派閥の領袖でもあります。和歌山3区(御坊市、田辺市、新宮市など)。75歳。

中国とは太いパイプが築かれ、パンダ貸し出しに口利きもしました。当然、中国には頭が上がらず、東シナ海の日中中間線でのガス田開発問題では「日本の対応にこそ問題がある」と発言した人物です。また、建設族議員のドンとしても有名で、国土強靭化総合調査会会長の職にあった際には、新たな利権を手に入れたといわれていました。

額賀氏はずっと自民党に在籍し、防衛庁長官に二度就任。日韓議員連盟の会長であり、韓国のメッセンジャーで、日本の国益の主張はしません。派閥の領袖で、70歳。茨城2区(水戸市、笠間市、鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市、小美玉市など)。額賀氏は田中角栄、竹下登の系譜なので、利権関係にはさとい人物です。

額賀氏は防衛庁長官時代、沖縄の普天間基地移設問題では辺野古埋め立てを立案しています。また、2000年9月には中国から帰ったばかりの額賀氏が、自民党外交関係合同部会に出て、新規の対中援助172億円の供与への賛成論をぶつほどの中国傀儡議員です。

横井 日中、日韓間には、余人ではうかがい知ることの出来ない利権関係が存在し、二階氏も額賀氏もそれらに密接に関わっています。当然、国益はないがしろにされています。

両者は、日中友好条約や日韓基本条約が締結されて以来、今日までずっと国辱的な行動を続けてきました。当然、国会議員を続ける資格はありません。

つづく



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放談(139) 総選挙特集(2) 国益に反する行動をとった代議士たち

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Ⅱ.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第139回 

 総選挙特集(2) 国益に反する行動をとった代議士たち




( 「当選回数が多くても国益に貢献しない代議士たち」のつづき)

赤峰 今度は視点を変えて国益に反する行動をとった代議士に焦点を当ててみたいと思います。

最初は、集団的自衛権行使に反対した人たちからです。

横井 自民党での代表人物は村上誠一郎氏ですね。内閣府特命担当大臣の経験があり、62歳の当選9回。愛媛2区(今治市、伊予市、東温市、松山市)。義弟が民主党の岡田克也氏です。特定秘密保護法案の採決に際しては体調不良を訴え、議場から退席しています。本心は反対だったようです。

集団的自衛権行使の可否を問う自民党総務会【※1】では、「憲法改正が筋だ。解釈変更は認められない」と反対意見を表明しています。
【※1】自民党総務会:党大会・両院議員総会に次ぐ党の意思決定機関として位置づけられている

藤原 当ブログで取り上げていますが、党内事情に詳しい専門家筋は村上氏に大変厳しい言葉をなげかけています。

村上氏本人は、「維新の会や民主党から声がかからないかな」、「自分から離党届出して、維新にでも行ってひと旗上げようかな」と考えているようです。政府首脳や党内でも嫌われ者です。国家のことなど真剣には考えていません。利権政治家の一人です。人格も低いし、頭も良くありません。党内でも「離党勧告しろ」との声もあるようです。(2014-07-02)


赤峰 集団的自衛権の行使に反対表明をしている人に対しては、政界のご意見番も大変厳しいご意見を述べておられます。

集団的自衛権行使の問題は、図らずも全国会議員の政治家としての姿勢が明らかになる機会となるようです。

本当にこの問題の本質を理解して取り組もうとしているのか。日本の政治家として信念を持って取り組んでいるのか。表向きだけ繕って,実際は自己保身に走っているのか。日本人の安全を本気で考えているのか。行使容認を単に好戦的なことに利用しようとしていないか。反対意見は本当に国家や国民のためになる筋の通ったものなのか。

政治家の人格や人柄が鮮やかに見えてくることにつながりそうです。さらに言えば、政治家のみならずマスコミの報道姿勢にも、日本の未来にとって有益なものとそうでないものが峻別される機会となるようです。(2014-07-02)


いま一度、この言葉を振り返ってみて、集団的自衛権行使に反対した人たちを確認していきたいと思います。なお、社民党や共産党は論外なので除きます。


横井 ここで、民主党代表の海江田万里氏をとりあげます。民主党政権では経済産業大臣等を歴任し、当選回数6回。東京1区(千代田区、港区、新宿区)。現在、破綻した安愚楽牧場の和牛預託商法への関与で損害賠償請求を起されています。また、2010年、中国の反日デモに関して「燃え上がらないように日本も努力しなければいけない」と中国政府に異常に配慮しています。根っからの親中派です。

赤峰 今年の4月、オバマ大統領の来日直前、民主党と社民党の国会議員が、「集団的自衛権反対の嘆願」をアメリカ大使館を通し、オバマ大統領に出しました。その時のメンバーのうち、前衆議院議員だけを抜き出してみたいと思います。投票の際の判断基準をあたえてくれると思われます。

藤原 この行動に参加した国会議員は19名いますが殆どが参議院議員で、衆議院議員は3名だけでした。

まず、生方幸夫氏。読売新聞記者出身で当選5回。千葉6区(市川市の一部、松戸市)。政治的主張は「憲法9条を世界に広めること」。パチンコチェーンストア協会政治アドバイザー。小沢一郎氏に批判的な人物。

次に、篠原孝氏。農林水産省出身、当選4回。長野1区(長野市、須坂市、中野市、飯山市など)。

社民党からは吉川元氏。社民党機関紙の社会新報記者出身、当選1回。大分2区(日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後大野市、由布市など)。外国人参政権に賛成。



赤峰 今年(2014年)10月25日にソウルにて、第37回日韓・韓日議員連盟合同総会が開催されました。そこに出席した国会議員【※2】は、韓国の言い分を聞いてきただけ【※3】でした。

【※2】出席した国会議員(敬称略)(赤字が衆議院議員)

自民党;額賀福志郎、中谷元、河村健夫、三原朝彦、金子恵美、竹本直一、武田良太  

民主党;中川正春、大畠章宏、岸本周平、白真勲  

公明党;石井啓一、遠山清彦、國重徹、興水恵一、高木美智代、樋口尚也、中野洋昌
  
共産党;志位和夫、笠井亮、穀田恵二 
 
維新の党;鈴木望、伊東信久、谷畑孝

10月にソウルに行ったメンバーは全員、国辱外交を展開しましたので国会議員としての資格がないのは言うまでもありません。

【※3】次世代の党幹事長の山田宏氏は自身のツイッターでこう述べている。【途中から】「河野談話」「村山談話」そして「菅直人談話」の継承の「再確認」のみならず、「日中韓三国共同(歴史)教科書実現」や日本における「永住外国人への地方参政権実現」まで約束。殆ど全て韓国側の要求を丸呑みした形だ。友好のためと言うなら、韓国側に対して、不当な「産経新聞ソウル支局長起訴」や韓国側の長年の「反日教育」や「反日法」の撤回など、わが国が当然に主張すべきなのに、それは影も形もない。【以下略】


横井 では、自民党の中から問題になる人物をピックアップします。



額賀福志郎氏については前節をご参照ください。

中谷元氏。防衛大学校出身、元防衛庁長官。当選8回。高知2区(高知市、土佐市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市など)宮澤喜一秘書、加藤紘一秘書経験があり、リベラリズムの流れをくむ。靖国神社参拝に批判的スタンスを持つ。

河村健夫氏。日韓議連幹事長。山口県議出身。文部科学大臣、内閣官房長官などを歴任。当選8回、山口3区(宇部市、萩市、山陽小野田市、美祢市など)。「永住外国人地方参政権の早期立法化を!」全国決起大会に国会会期中にもかかわらず参加して「もう放置できない。真っ正面から取り組む」と宣言したといわれています。


藤原 次に民主党の衆議院議員は2名だけピックアップしました。



中川正春氏。最初は自民党で当選、文部科学大臣等に就任。当選6回、三重2区(四日市市、鈴鹿市、亀山市)。パチンコチェーンストア協会政治アドバイザーでもあり、パチンコ業界と強い繋がりを持つ。また、在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟にも参加している。

大畠章宏氏。日立労働組合出身。経済産業大臣、民主党幹事長などを歴任。当選8回、茨城5区(日立市、高萩市、北茨城市など)。人権政策推進議員連盟副会長、日韓議員連盟常任幹事。なお、原発については再開の立場をとっています。







つづく




当ブログは、Ⅰ.赤峰和の時事解説、Ⅱ.時事放談(鼎談)、 Ⅲ.日本政治精神史、Ⅳ.国際政治解説、Ⅴ.提言、Ⅵ.平成ネット塾、の六つで構成されています。時宜に応じて、テーマごとに分類して解説を加えてまいります。

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放談(140) 総選挙特集(3) 民主党・東日本編――問題のある前議員

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Ⅱ.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第140回 

 総選挙特集(3) 民主党・東日本編――問題のある前議員





( 「国益に反する行動をとった代議士たち」のつづき)

赤峰 今回は、民主党(民主党に戻った生活の党のメンバー含む)の問題のありそうな人を取り上げてみたいと思います。ここで取り上げる基準は、親中・親韓派か、集団的自衛権行使に反対か、あるいは経済政策で財務官僚の言いなりになっていないかどうか、という視点で見ていきたいと思います。

それでは北から順番にみていきましょう。北海道は、横路孝弘氏(1区)と荒井聰氏(3区)の2名です。両者とも小選挙区落選。比例で復活しました。

藤原 両者とも明らかに反日議員です。

横道氏は、旧社会の出身で衆議院議長経験者です。外国人への地方参政権付与に肯定的な立場を見せ、韓国政府から謝意を表明されています。

荒井氏は、総理の靖国神社参拝を「ドイツ大統領が『ヒットラーのお墓参りをします』と言ってるのに等しい行為で、日本の国益を考え暗澹たる想いである」と述べています。




赤峰 東北には6名おりますが、そのうち、階猛氏(岩手1区)、郡和子氏(宮城1区、)安住淳氏(宮城5区)、を取り上げます。

横井 階(しな)氏は弁護士出身。うちわ問題で法務大臣の松島みどりに対する告発状を東京地検に提出した人です。集団的自衛権行使に反対しています。

郡氏は元アナウンサー。慰安婦問題で韓国人慰安婦の活動を支援しており、自身も水曜デモに参加し「1日も早い謝罪と補償を」と話している。「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」にも所属しています。親韓派です。

安住氏はNHK政治部出身。2010年11月の尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件では、海上保安官一色氏について強い不快感を示しています。集団的自衛権行使に反対。品のない野次を飛ばすことで有名な人です。


 
赤峰 北関東は5名います。そのうち、大畠章宏氏(茨城5区)、武正公一氏(埼玉1区)、枝野幸男氏(埼玉5区)についてはいかがでしょうか。

横井 大畠氏は、日立労組の利益代表であり、旧社会党出身です。原発については電力総連の意向を受けて再開を主張しています。信念がありません。

武正氏は松下政経塾出身者。中国を訪問した際、当時の首相朱鎔基に対し日本の石油備蓄基地の一部を中国に提供する構想を提示したといわれています。親中派と見られます。

枝野氏は弁護士出身。党内では珍しい反中派で代表的な親台派議員。ただし、金融政策は財務省見解丸呑みの円安批判論者でアベノミクスを激しく批判しています。JR総連やJR東労組を通し、テロ集団である革マル派からの政治献金があり、テロ資金提供処罰法の対象となる可能性があります。




赤峰 南関東には小選挙区に4名、比例に4名います。そのうち、野田佳彦氏(千葉4区)、生方幸夫(千葉6区)、若井康彦氏(千葉13区)、後藤斎氏(山梨3区)についての評価を、藤原さんお願いします。

藤原 野田氏は松下政経塾1期生。逆説的にいえば自民党政権の復活の功労者でもあったわけですが、経済政策は財務省の意見を丸呑みしています。消費税税率10%の主導的立場をとりました。なお、2009年の民主党躍進の総選挙の際、在日韓国人組織の民団に対し、「千葉民団の皆さんの力強いご推挙をいただき、力強いご支援をいただきましたことを、心から御礼申し上げたいと思います」と挨拶しています。信念もなく、政治家になりたかっただけの人です。それでもこの千葉4区では磐石な基盤を築いているようです。

生方氏は。総選挙特集(2)で述べている通りです。

若井氏は、集団的自衛権行使に反対しています。

後藤氏は、外国人参政権賛成、集団的自衛権行使に反対しています。


赤峰 東京は5名います。海江田万里氏(東京1区)、長妻昭氏(東京7区)、菅直人氏(東京18区)の3名に、生活の党から移籍した青木愛氏(東京12区)の評価を横井さん、お願いします。

横井 海江田氏については批判することしか能力のない人です。集団的自衛権行使に党内の意見がまとまらないのに反対を叫び、経済評論家だったとは思えないほどの経済音痴です。対案を示すことの出来ない民主党の象徴的な人物です。

長妻氏はかつてミスター年金と持ち上げられていた人物でしたが、民主党政権時の厚生労働大臣としては全く仕事ができませんでした。民主党が口先だけの政治集団であることを証明した人物です。国会での、人格が疑われる野次は有名です。

菅氏は村山富市氏、鳩山由紀夫氏とともに、戦後最悪の総理大臣といわれるほど能力が無く、東日本大震災で派生した福島原発事故も人災にしてしまいました。元々は左翼学生運動出身、市民運動出身者です。反日であることは誰もが知るところです。前回の総選挙の際の菅氏の演説には「売国奴」との野次が数多く飛んでいました。テロ資金提供処罰法の適用対象人物の可能性があります。

青木氏はタレント活動から小沢チルドレンとして政治の道に入りましたが、政治見識は全くありません。今回、民主党に戻ったのも、小沢戦略の一環で、本人の意思ではありません。単なる、員数集めの道具なので、国会議員として存在すること自体間違っています。





赤峰 北陸信越には4名います。このうち、菊田真紀子氏(新潟4区)、篠原孝氏(長野1区)を取り上げます。なお、新潟には田中真紀子氏がいましたが今回は不出馬の意向です。それでは藤原さん、お願いします。

藤原 菊田氏は、中国の大学留学経験があり中国語が堪能だそうです。中華全国婦人連合会の表敬訪問を受けた際には小泉元総理の靖国神社参拝に批判発言をしました。2013年、大阪市長橋下氏の「慰安婦発言」に対して、国内の超党派女性国会議員による記者会見を主導、さらに慰安婦問題で来日した韓国国会女性家族委員会所属の女性議員たちと会談するなど、親中・親韓派の女性代表選手ともなっているようです。

篠原氏は農水官僚出身。本年(2014年)4月、アメリカのオバマ大統領の来日の直前に、「集団的自衛権反対の嘆願」を出した人の一人です。


東海以降は明日につづく




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放談(141) 総選挙特集(4) 民主党・東海以西――問題のある前議員

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Ⅱ.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第141回 

 総選挙特集(4) 民主党・東海以西――問題のある前議員




(「問題のある前議員――民主党・東日本編」のつづき)

赤峰 民主党の前議員のうち問題のありそうな人を取り上げます。基準は、中国国益優先派、韓国国益優先派か、集団的自衛権行使に反対か、あるいは経済政策で財務官僚の言いなりになっていないか、という視点です。

東海には10名の前議員がいます。その中で、細野豪志氏(静岡5区)、古川元久氏(愛知2区)、近藤昭一氏(愛知3区)、赤松広隆氏(愛知5区)、大西健介氏(愛知13区)、中川正春氏(三重2区)、岡田克也氏(三重3区)について、さらに。生活の党から移籍した鈴木克昌氏(愛知14区)も含めて評価をお願いします。



横井 細野氏は立ち位置が極めて分りにくい人物です。思想として核になる考え方はないようです。アベノミクスへの批判や、2013年の日教組の賀詞交換会では「皆さんと一緒に作ってきた政策は間違っていなかった。力を合わせて選挙戦を戦いたい」と述べているところを見ると、単に批判者として政治活動を行っているだけの人物です。

古川氏は元大蔵官僚。「日韓からアジアの新機軸を考える会」に参加していることやパチンコ・チェーンストア協会政治アドバイザーで、かつて菅直人国家戦略担当大臣の下で初代国家戦略室長もしていましたが、日本の本質が理解できていないので何も実績は残せませんでした。


愛知県は、労働組合が依然強いようで、民主党の金城湯池の感があります。

近藤氏は問題の多い人物です。中日新聞社出身。護憲リベラルで防衛庁の省昇格に反対しています。当然、集団的自衛権行使にも反対、テロ対策特別措置法(旧法)にも反対した反日の人物です。名古屋市の昭和区、緑区、天白区が選挙区です。

赤松氏は氏は旧社会党出身です。農林水産大臣経験者で先ごろまで衆議院副議長。外国人参政権の積極的推進者で、韓国民団の創団65周年記念式典にも鳩山由紀夫らと参加。また、今年(2014年)8月15日は民団主催の第69周年光復節中央記念式典に衆議院副議長として参加しています。韓国国益優先派の代表格です。名古屋市の中村区、中川区、清須市、北名古屋市などが選挙区です。

大西氏は外国人参政権に賛成しています。

鈴木氏は生活の党幹事長からの移籍ですから、政界再編を計算した小沢一郎氏の画策によるものです。元自民党で、生活の党国会議員の中で唯一靖国神社に参拝した人ではありますが、最近の発言内容は小沢氏のまったくのコピーです。


三重県も意外に民主党が強いように見受けられます。

中川氏は典型的な韓国国益優先派です。今年(2014年)ソウルにて、第37回日韓・韓日議員連盟合同総会が開催されましたがその出席メンバーです、在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟にも参加しています。選挙区は、四日市市、鈴鹿市、亀山市などです。

岡田氏は自民党出身、竹下派の系譜を引きます。自民党時代から頑固者で有名でした。実兄がイオンを経営。靖国神社参拝批判し、尖閣問題では「中国との領土問題ではないが、議論があることは事実」と述べるなど、中国国益優先派の代表格となっています。また経済問題では「デフレ時代は資産の無い若い人には絶対にチャンスだ。安く物が買えるなど悪いことばかりではない」と発言するなど経済をまったく理解していません。選挙区は、四日市市、桑名市、いなべ市などです。

総じて、東海は労働組合の影響が強いのか、反日の前職が多いのが気になります。



赤峰 さて、近畿です。ここには8名の前議員がいます。そのうち、川端達夫氏(滋賀1区)、前原誠司氏(京都2区)、泉健太氏(京都3区)、山井和則氏(京都6区)、辻元清美氏(大阪10区)、岸本周平氏(和歌山1区)を取り上げてください。



藤原 川端氏は民社党の出身。文部科学大臣経験。現在、民主党国対委員長として安倍政権に対決色を深める戦術をとっています。政治資金収支報告書の中に、ショーパブ・キャバクラへの支出があったり、事務所費がかからないのにそれを計上したとして問題視されました。

前原氏は思想的な核を持ち合わせていない中途半端な政治家です。名誉欲ばかり旺盛なタイプの一人です。外国人献金で問題になったように在日韓国人に支援者がいるようです。政治家としてはピントがブレています。

泉氏は、民主党日韓議員交流委員会の幹事、北京オリンピックを支援する議員の会などに属していました。。本年(2014年)10月の内閣委員会で山谷国家公安委員長に「在日特権なるものは存在せす、それはあくまで特例ではないのか」との意見を誘導しようとしましたが失敗してます。

山井氏は在日韓国人の高齢者向けのグループホームや、韓国語が話せるホームヘルパーの必要性を総務委員会で主張しています。選挙区は、宇治市、城陽市、八幡市、京田辺市、木津川市などです。

辻元氏は反日議員の代表格です。天皇制の廃止、日米安保条約の廃棄などは民主党の主張の範囲をも逸脱しています。内縁の夫は日本赤軍に関係し、本人も中核派が主導した署名活動の呼びかけ人となっています。このような人物が国会議員になってはなりません。危険な極左なので、テロ資金提供処罰法の対象となる可能性が極めて高いと言えます。選挙区は高槻市と三島郡島本町です。

岸本氏は元大蔵官僚。日韓・韓日議員連盟合同総会に出席して韓国の言い分に何も反論できませんでした。


赤峰 中国は、津村啓介氏(岡山2区)、柚木道義氏(岡山4区)の2名の前議員がいます。

横井 津村氏は、「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」の呼びかけ人になっています。

柚木氏は、民主党参議院議員で議長経験者の江田五月氏の秘書だったという時点で不適格です。


赤峰 四国は2人の前職がいますが、そのうち小川淳也氏(香川1区)をお願いします。

横井 小川氏は元自治官僚。外国人参政権に賛成、憲法改正に反対、集団的自衛権行使に反対しています。予算委員会では、都知事選で田母神に投票した有権者に関して「私は不気味に懸念し心配している」と発言しています。





赤峰 九州は3名の前職がいます。原口一博氏(佐賀1区)、大串博志氏(佐賀2区)、高木義明氏(長崎1区)の全員の評価をお願いします。

藤原 原口氏は元自民党県議。松下政経塾出身で立ち位置が中途半端です。政策的には保守ですが、外国人参政権を推進しています。

大串氏は国鉄労働組合のJR採用差別闘争の院内集会に参加し挨拶をしています。改憲反対、集団的自衛権反対を主張しています。

高木氏は旧民社党系。日韓トンネル研究会、日韓議員連盟、北京オリンピックを支援する議員の会などのメンバーです。


赤峰 民主党という政党はごった煮のように、自民党の意見に近い人から極左までの人物がおり、政党と言えない組織です。有権者は政党を選ぶというよりは、個人に投票にする、あるいは、労組の支持に従う、という選択肢になります。

気になったのが、元大蔵出身者の存在です。大蔵出身の衆議院議員の20名中4名が民主党に所属しています。財務省の影響はかなり強く受けていると思われ、アベノミクスへの批判の原点もここにありそうです。

つづく




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放談(142) 総選挙特集(5) 維新の党、旧みんなの党――問題のある前議員

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Ⅱ.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第142回 

 総選挙特集(4) 維新の党、旧みんなの党――問題のある前議員




赤峰 それでは引き続き絶対に選んではならない前職議員を、維新の党他から抜き出してみたいと思います。なお、カルト宗教・創価学会を母体とする公明党、反日政党である日本共産党、生活の党、社民党は評価に値しませんので除外しています。

前職議員で個別に取り上げるのは、中国国益優先や韓国国益優先派か、集団的自衛権行使に反対か、あるいは経済政策で財務官僚の言いなりになっていないかなど、政治家としての基本的な資質の有無を基準にしています。

では、維新の党から。ここでは、江田憲司氏(神奈川8区)と松野頼久氏(熊本1区)、小沢鋭仁氏(山梨1区)、柿沢未途氏(東京15区)、今井雅人氏(岐阜4区)、石関貴史氏(群馬2区)について検証をお願いします。



藤原 江田氏は維新の党の共同代表です。橋本龍太郎元総理の秘書官出身で、橋本龍太郎氏と同様に中国国益優先派です。中国との利権関係が噂されています。したがって、集団的自衛権行使にも慎重な立場をとります。

この人と組むと、党内に波風が立ちます。渡辺喜美氏と共に立ち上げた「みんなの党」の第一次分裂や、石原慎太郎氏らが所属していた日本維新の会に、江田氏が参加の方向を示した途端に、維新の党と次世代の党が分裂してしまいました。小沢一郎氏に似た疫病神的な存在です。

今回、もう一人の共同代表の橋下氏が総選挙に出馬しなくなりましたので、党内の押さえが利かなくなり分裂する可能性が高くなりました。橋下氏も「ひさしを貸して母屋が取られる」ことになりそうな気配を感じているのではないでしょうか。

横井 松野氏は政界の寝業師と言われた松野頼三氏を父に持ちます。民主党時代は、鳩山由紀夫氏の側近でした。現在、維新の党代表代行兼国会議員団会長。日本維新の会に国会議員として最初に加入してきたメンバーの一人のため、要職についていましたが力量はありません。単に代議士としての地位が欲しい人物であり、国益に貢献する人ではありません。日本維新の会が左傾化した原因は松野氏の影響にあると考えられます。

今回の選挙後、共同代表の江田氏と組んで民主党の一部勢力との野合を狙っていると見られています。したがって、共同代表の橋下氏との意見とは違う方向に維新の党を引っ張って行く可能性が高いと思われます。

藤原 小沢鋭仁氏も民主党出身で、松野氏と同様、鳩山由紀夫氏の側近で維新の党では幹事長代行です。本来は民主党にいるべき思想性の人です。外国人参政権を推進し、議連の副会長です。民団の集会ではその実現を表明している韓国国益優先派です。

横井 柿沢氏は政務調査会長。江田氏が渡辺氏とたもとをわかって結成した結いの党のメンバーの一人。彼は、結いの党に参加した時点でアウトです。その理由は、みんなの党時代の選挙資金は渡辺氏の資金力に全て負うものでしたが、その恩義を忘れて、時流に乗ろうとした節操のなさにあります。

これは、みんなの党から結いの党に一緒に行ったメンバーも同様です。

このときの衆議院議員は、林宙紀氏(宮城1区)、青柳陽一郎氏(神奈川6区)、椎名毅氏(神奈川9区)、井出庸生氏(長野3区)、小池政就氏(静岡1区)、井坂信彦氏(兵庫1区)、畠中光成氏(兵庫7区)、です。

  

藤原 今井氏は政務調査会長代理。パチンコチェーンストア協会政治分野アドバイザーです。

石関氏は国会対策委員長代理。同じく、パチンコチェーンストア協会政治分野アドバイザーです。


横井 以上のメンバーのほかに、10月25日に開催された「日韓・韓日議員連盟合同総会」で、韓国側に何も言えなかった議員団の中に維新の党三名がいます。鈴木望氏(静岡3区)、伊東信久氏(大阪11区)、谷畑孝氏(大阪14区)です。





赤峰 それでは、旧みんなの党を検証しましょう。すでに解党が発表されましたが、ほんの一週間前には8名の前衆議院議員が所属しておりました。

このうち、浅尾慶一郎氏(神奈川4区)、柏倉祐司氏(栃木1区)、山内康一氏(神奈川9区)についてお願いします。




藤原 浅尾氏は新進党の参議院議員出身。2011年の民団の新年会で「日韓がしっかりと連携していくことが、この地域における平和を維持していくことにつながっていく」と述べています。また、都知事選に立候補の田母神俊雄の応援演説をした百田尚樹氏に対し、NHK経営委員の辞任を求めています。保守の渡辺氏のもとで活動するのは最初から間違っていたたようです。

横井 柏倉氏は、今度の総選挙で民主党から立候補することになりました。

山内氏も同様に民主党から立候補します。会見では「穏健な中道路線が必要だ。民主党に期待するしかない」と述べています。


赤峰 その他、特筆すべき前職代議士はいますか?

藤原 カルト宗教に絡んだ候補者がいます。自民党で有名なのは、東郷哲也氏(愛知2区)、白石徹氏(愛媛3区)、穴見陽一氏(大分1区)、衛藤征士郎氏(大分2区)、次世代の党では田沼隆志氏(千葉1区)、中丸啓氏(広島4区)などです。



東郷氏は、9月23日千葉市の幕張メッセでの会合で来賓挨拶をしています。

白石氏は、カルト宗教団体による後援会組織が結成されています。

衛藤氏は、カルト宗教信者を選挙運動に従事させる事で有名です。日韓海底トンネル推進議員連盟(代表)です。金銭的にダーティな人物です。

田沼氏は、東郷氏と同様に9月23日千葉市の幕張メッセでの会合で挨拶をしています。


中丸氏、穴見氏は同じカルト宗教の熱心な信奉者です。


横井 政治家は票が欲しいため宗教団体に顔を出して信者になります。これは自民党に限らず、共産党以外の政治家は複数の宗教団体の信者になってるケースが多く見られます。しかし、宗教団体は議員が考えているほど票にはなりません。

また、社会的に害悪を及ぼすカルト宗教に執心してしまいますと悪影響を及ぼします。名前をあげた方々はカルト宗教の利益誘導のために仕事をします。カルト宗教団体に頼っている人たちは国会議員の資格はありませんので、注意が必要です。

赤峰 次回は総選挙の全体的展望と、選挙区別の「絶対に選んではいけない候補者」を列挙することにします。

つづく


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放談(143) 総選挙特集(6) 情勢分析

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Ⅱ.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第143回 

 総選挙特集(6) 情勢分析




赤峰 解散から選挙の公示まで10日あまりという慌しい状態です。各陣営も不眠不休で公示日まで体は大変でしょう。こういう時に、建設会社関係者が選対本部の中枢にいると段取りを組むのが上手いといわれています。

さて、12月2日の公示を前にして、現段階における情勢分析をしてみたいと思います。まず、最初に世論調査について考えてみます。
ここでは、読売新聞と朝日新聞のデータを比較します。
          


藤原 これを見ますと、自民党への支持率の数字は同じですが、民主党と維新の党の数字があまりにも違います。この意味するところは、朝日新聞の数字に同社の思い入れが含まれているということです。

新聞社が行う当落予想は、世論調査に加えて編集側の主観を加えています。ですから、世論調査結果と実際の当落が違って出てくるのは当然のことなのです。上の表で、朝日新聞の民主党のポイントが高いのは、朝日新聞が民主党を応援しているという証明です。

これは世論調査ではなく、世論操作に当たり、公正な報道とは言えません。

横井 それに最近の世論調査はあまり当てになりません。電話による世論調査は、固定電話で調べています。若い世代は固定電話を持たない世帯が多いので、調査の対象が比較的上の世代に偏ります。だから、若い世代に圧倒的な支持を集める次世代の党などには評価が集まらないことになります。この点を見過ごしているようです。

赤峰 世論調査で唯一信用できるのは政府が実施しているものです。これは面談方式なので正確に世論を反映してます。結局、マスコミの世論調査はほとんど参考にならないということです。

今回の解散ではどこの政党も準備ができていません。野党もかなり慌てて選挙区調整をしているようです。一方、これに先立って、政界再編の動きがあります。いずれも民主党が核になっているものですが、その辺の動きの解説をお願いします。

藤原 解散直前の11月半ばに、生活の党の小沢氏は「新しい政党を作って選挙に臨む」として次のように語っていました。

「統一名簿とかいろいろ言われているけれども、新党にしなければ意味は半減しちゃう。150の比例議席があり、今のままの4つ5つ、社民・共産合わせれば7つで分けるとなると、圧倒的に自民党に有利になって、比例議席はさらに自民党が増える。」

これには民主党は首を縦に振りませんでした。小沢氏にかき回されては困ると思ったからでしょう。それで、小沢氏は仕方なく、生活の党幹事長の鈴木克昌氏と小宮山泰子氏を民主党に移籍させるという手に出ました。選挙後を睨んでの画策だと思います。

一方、維新の党の橋下氏に近い民主党の前原誠司氏や松本剛明氏らも19日に代表の海江田氏と会い、維新との新党結成を求める動きもありましたが、これには海江田氏も「民主党で戦う」と受け入れなかったそうです。

横井 野党第一党の民主党と第二党の維新の党も、形の上では5項目の共通政策【※1】を発表しています。民主党の公認候補176人と、維新の党の81人の候補者調整も行われています。しかし、これまでのところ、50近くの選挙区が調整がつかず、競合する状態となっているようです。

【※1】5項目の共通政策:非正規労働者の処遇を改善する「同一労働同一賃金推進法案」の制定、国と地方の役割分担の抜本的見直しと一括交付金の創設。「グレーゾーン事態」に対処する領域警備法の制定、ヘイトスピーチ(憎悪表現)規制法制定、議員定数削減と1票の格差是正。


赤峰 それでは、現時点での選挙情勢の分析をお願いします。今回の衆議院定数は475となります。山梨、福井、徳島、高知、佐賀の5県の小選挙区数はそれぞれ3から2に減り、小選挙区295、比例180となります。



藤原 自民党は若干減少し、その分を民主党が吸収する可能性があります。自民党は前回が限界に近い当選者数でしたので現有議席を確保するのは難しいものがあります。しかし、何人かの無所属当選者が選挙後に自民党入りすると思われますので、安倍政権は安定多数【※2】か、絶対安定多数【※3】が確保できると思われます。但し、自民党に楽観論が流れますと過半数がやっとということにもなりかねません。



【※2】安定多数:249議席:全ての常任委員会で委員の半数を確保し、かつ各委員会で委員長を独占するのに必要な議席数
【※3】絶対安定多数:266議席:全ての常任委員会で委員の過半数を確保し、かつ各委員会で委員長を独占するのに必要な議席数(国会法50条参照)

横井 民主党を除く野党では、維新の党が惨敗し、次世代の党が躍進すると思われます。次世代の党はこのままの状態で行けば、野党第二党になる可能性さえあります。立場は野党ですが、本来は保守本流で、自民党内の中国や韓国国益優先派の代わりの受け皿になりえます。世論調査に表れないため低い評価に見えますが、これまで投票に行かなかった若者世代に火がつけば、次世代の党に票が集中する可能性があり、注目すべき政党です。

藤原 その他の政党は論評に値しませんので割愛したいと思います。


つづく(明日は、民主党の有望議員について)



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放談(144) 総選挙特集(7) 民主党の有望議員

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Ⅱ.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第144回 

 総選挙特集(7) 民主党の有望議員







赤峰 民主党の前職の中でも国益のために頑張っておられる方を検証してみたいと思います。

黄川田徹氏(岩手3区)、吉田泉氏(福島5区)、奥野総一郎氏(千葉9区)、笠浩史氏(神奈川9区)、松原仁氏(東京3区)、長島昭久氏(東京21区)、鷲尾英一郎氏(新潟2区)、渡辺周氏(静岡6区)、松本剛明氏(兵庫11区)、玉木雄一郎氏(香川2区)ではないかと思います。

藤原 黄川田氏は小沢一郎氏の側近でしたが、震災を機に関係が悪化し、小沢氏を党首に結党した「国民の生活が第一」には参加しませんでした。小沢王国の岩手で独立の旗を掲げました。東日本大震災では、政府の震災復興、福島第一原発への対応の遅さ、首相の菅直人氏を強く批判しています。この震災では唯一肉親を亡くし、仮設住宅に入居した国会議員です。憲法改正、集団的自衛権行使に賛成しています。

横井 吉田氏は憲法改正、集団的自衛権行使に賛成しています。さらに、外国人参政権に慎重な姿勢を示し、日本軍の「従軍慰安婦」への強制性を否定しています。

藤原 奥野氏は郵政官僚出身。憲法改正、集団的自衛権行使に賛成しています。

横井 笠氏は文部科学大臣政務官在任中の2011年8月15日に靖国神社を参拝しています。また、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に参加、憲法改正、集団的自衛権行使に賛成、外国人参政権に慎重な姿勢を示しています。

藤原 松原氏は、尖閣諸島中国漁船衝突事件で菅内閣の対応を批判すると共に「今回の問題はある意味で日本の外交的敗北だ。検察だけでなく、領土問題に甘い対応をとり、中国側につけ込むすきを与えてきたこれまでの自民党政権にも大きな責任がある」と発言しています。外国人参政権は賛成の立場から反対に変えています。集団的自衛権行使に賛成。また、南京事件や慰安婦の旧日本軍による組織的・計画的な強制連行を否定しています。

横井 長島氏は石原伸晃氏の公設第一秘書出身、本来は自民党で立候補すべき人物。外国人参政権に反対し、慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会など、主に保守派の議員で構成される勉強会に参加しています。特筆すべきは、蓮舫氏ら民主党議員15人、社民党議員4人が連名でオバマ大統領宛に提出した「集団的自衛権の行使容認を支持しないように求める文書」に対してツイッターで「属国でもあるまいし、嘆かわしい」と批判した人物です。憲法改正、集団的自衛権行使に賛成。

藤原 鷲尾氏は憲法改正、集団的自衛権行使に賛成、外国人参政権に慎重な姿勢を示しています。尖閣諸島について「日本の領土として、われわれが断固たる決意の下、守り抜くことが大事だ」と述べています。

横井 渡辺氏は民主党の有志議員連盟である慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会の会長を務めています。憲法改正、集団的自衛権行使に賛成。慰安婦に対する日本政府の謝罪を求めた米下院121号決議の全面撤回を求めるアメリカ合衆国大使館への抗議書に、賛同者として名を連ねています。また、外国人参政権に反対する立場から、賛成する幹部・歴代党代表に対抗するため、民主党内の保守系議員約30名を集めた永住外国人の地方参政権を慎重に考える勉強会を結成しています。

藤原 松本氏は元外務大臣。日米同盟を外交の基軸に据え、同盟の深化を積極的に主張する親米派の一人で、集団的自衛権行使に賛成しています。2011年3月、教科書に竹島が日本の領土と明記されていることが明らかになった際、韓国大使が当時外務大臣であった松本氏に抗議を申し入れましたが、松本氏は二度にわたって面会を拒否し相手にしませんでした。

横井 玉木氏は大蔵官僚出身。憲法改正、集団的自衛権行使に賛成しています。

赤峰 彼らは選挙区事情で民主党から立候補せざるをえないかも知れません。ただし、民主党に所属していると党議拘束がかかり、自分の主張を貫き通せなくなりますので、保守政党に移ることが望ましいと思います。




30日、1日は、選んではいけない候補者を選挙区別に掲載します。




当ブログは、Ⅰ.赤峰和の時事解説、Ⅱ.時事放談(鼎談)、 Ⅲ.日本政治精神史、Ⅳ.国際政治解説、Ⅴ.提言、Ⅵ.平成ネット塾、の六つで構成されています。時宜に応じて、テーマごとに分類して解説を加えてまいります。

なお、当方へのお問い合わせは akaminekazu2014@gmail.com まで、お願いします。

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解説(132) 【東日本編】 選挙で絶対に選んではいけない候補者たち

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Ⅰ. 赤峰和の時事解説 第132回  

【東日本編】  選挙で絶対に選んではいけない候補者たち



公示直前になりました。期日前投票をする方もおられるでしょうから、早めに絶対に選んではいけない候補者たちの一覧を選挙区別に分類して掲載いたします。

なお、これまでの放談では前議員だけを取り上げていましたが、元議員にまでその対象を広げました。ここでは、公明党、共産党、社民党、生活の党は党首以外記載しておりません。これらの党は、検証の対象に値しませんので割愛いたします。

選挙区によっては投票したい候補者が誰もいないケースも出ます。これが小選挙区選挙の欠点でもあります。比例区のみで投票するなど有権者のご判断にお任せしたいと思います。

それでは、本日は、北海道から北陸信越までを掲載します。










明日は東海以西です。


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解説(133) 【西日本編】 選挙で絶対に選んではいけない候補者たち

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Ⅰ. 赤峰和の時事解説 第133回  

【西日本編】  選挙で絶対に選んではいけない候補者たち



引き続き、東海以西を掲載します。











一連の総選挙特集を終了するにあたり、政界のご意見番から総括をいただきます。

・ここに掲げられた人々は、国会議員としての適性に著しく欠け、議員本来の使命である「国家と国民の安全、豊かな精神性を伴う安定した国民の生活に貢献する」ということを忘れ、党利党略、私利私欲、権勢欲、自己保身に走っている方々です。

・そのような方々に対し、国民は厳しく判定します。

・今一度、国会議員を志した初心に戻り、「国家や国民を愛する気持ちが本物か否か」自身に問うてみていただきたい。





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赤峰ブログ本日をもちまして終了いたします

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各位

赤峰ブログ 本日を持ちまして終了いたします。

長らくのご愛顧ありがとうございました。
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