?.放談 「横井君と藤原君、そして赤峰君のあげな話、こげな話」 第133回
沖縄県知事選の動向――沖縄は祖国のいのち(終)

(「沖縄の反日の真実――沖縄は祖国のいのち(4)」のつづき)
赤峰 それではこれまでの討議を踏まえて、11月16日に投開票が予定されている沖縄県知事選挙について論じてみたいと思います。
これまでは、現職の仲井眞弘多(なかいま・ひろかず)氏と、自民党所属で那覇市長の翁長雄志(おなが・たけし)氏、前衆議院議員の下地幹郎(しもじみきお)氏、琉球国独立を掲げる大城浩詩氏の4名が出馬する見込みと報道されていました。
9月24日、第5の候補として元参議院議員の喜納昌吉(きなしょうきち)氏が出馬表明をしました。喜納氏は、野党統一候補とみられている翁長那覇市長が、普天間飛行場の辺野古移設について、知事就任後に埋め立て承認を撤回することを公約としていないため、出馬を表明したものです。
沖縄県知事選 構図が複雑化 民主、県連と亀裂 公明は自主投票か 毎日新聞 2014年09月23日 東京朝刊
沖縄県知事選(10月30日告示、11月16日投開票)の構図がさらに複雑化している。自民党は現職の仲井真弘多知事(75)を推薦したが、公明党は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の県内移設を容認した仲井真氏への反発から、自主投票にとどまる見通し。民主党は県連が独自候補擁立に動き、党本部や支持団体の連合と亀裂が入った。保守系と民主党がいずれも分裂選挙に陥りかねない異例の展開だ。
横井 この記事は、翁長雄志氏に不利になるのではないかという「懸念」を毎日新聞が表明したようなものですね。ところで、これらを理解するには、現那覇市長の翁長雄志氏のことをよく知っておかなければなりませんので、翁長氏についての簡単な解説を、赤峰さんお願いします。
赤峰 翁長氏は沖縄県議2期【自民党所属】をへて、現在、那覇市長4期目。保守系と主張していますが、普天間飛行場の辺野古への移設やオスプレイの沖縄県内の基地への配備には反対の立場を見せいますし、オスプレイ配備反対を求める県民大会では共同代表を務めています。
藤原 反日勢力にとっては、翁長氏の普天間基地の辺野古移設反対の気持ちを見て、自民党員である翁長氏をかつぎだしたわけですが、「辺野古移設反対」とは表明していない。それに業を煮やした民主党の一部が喜納氏をかつぎだしたというわけですね。なお、沖縄の民主党は2009年の総選挙で沖縄3区、4区で当選者を出していましたが、現在は衆参ともに議席0です。
横井 民主党本部は現職の仲井真氏に相乗りするのをためらっていて、自主投票を検討していた矢先の喜納氏の出馬表明となったわけですが、喜納氏の公認申請を拒否したようです。そのため、民主党は分裂選挙になる模様ですね。
藤原 民主党の最大の支持団体である連合は9月19日、翁長氏の推薦を決定しています。翁長氏は、共産や社民など県議会の野党会派や自民党から除名された一部の那覇市議らから支援を受ける形となりました。
赤峰 これで、仲井真知事に実質3人(翁長・下地・喜納の各氏)が挑む構図となったわけですね。しかし、実質上は、仲井真知事と翁長氏の一騎打ちで、オール沖縄【後述】を唱える翁長氏が優勢という話がありました。しかし、喜納氏が辺野古移設反対を掲げて出てきましたので、翁長氏の票が割れるのではないかという観測もあります。その辺、藤原さんはどう判断されますか。
藤原 翁長氏は辺野古移設反対が本心なのに、それを曖昧なままにして立候補をしようとしていますが、これは狡猾な作戦です。「辺野古移設反対」を隠すことによって「移設賛成」の自民党支持者も取り込もうという計算を働かせているからです。喜納氏の出馬表明で若干の票は失ったと計算しているかもしれませんが、「移設賛成」の票を取り込むほうが得だと計算したと思います。この動きは、地元マスコミと明確に連動していると思います。昨年の「オール沖縄」という行動を見ればいいのではないかと思います。
赤峰 「オール沖縄」として有名になったのは、沖縄全41市町村の首長ら代表者が2013年1月28日、安倍晋三首相と首相官邸で面談し、「米軍普天間飛行場への輸送機オスプレイの配備撤回と同飛行場の県内移設断念など基地負担の軽減を政府に求める『建白書』」を手渡したことからです。
代理を含めた沖縄の38市町村長、41市町村議会議長、29人の県議が上京。日比谷野外音楽堂での抗議集会と銀座に向けてデモを展開しました。そのときの代表が那覇市長の翁長氏であったということですね。
このオール沖縄というフレーズは反日勢力がお気に入りのようで赤旗には何度も紹介されています。
新基地ノー 翁長さんで 沖縄知事選 告示まで1カ月 保革超えた歴史的選挙 しんぶん赤旗 2014年10月1日
米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)に代わる名護市辺野古への新基地建設を最大の争点にたたかわれる10月30日の県知事選告示(11月16日投票)まで1カ月を切りました。「米軍基地は沖縄経済発展にとって最大の阻害要因」と訴え、「建白書」に基づき新基地建設断固反対を掲げる翁長雄志(おなが・たけし)那覇市長(63)を、保守・革新を超えた「オール沖縄」の力で知事に押し上げ、基地依存から脱却、自立発展の経済をめざす歴史的なたたかいです。
横井 しかし、東京行動に参加した県議の中には、その後「オール沖縄」を離脱するものが続出しているようですし、参加した41首長の中で既に30人の首長が離脱しているという話しですね。
藤原 最近の沖縄における首長選挙では、2014年1月19日の名護市長選挙では「辺野古移設反対」の稲嶺進氏が当選しましたが、3月2日の石垣市長選では保守で現職の中山義隆氏が再選、4月27日の沖縄市長選挙は保守の新人、桑江朝千夫氏が当選していますように、反日勢力の思い通りにはなっていません。
そういう点を計算し、「辺野古移設反対」を表明しないまま、票を取り込もうと考えていると思います。しかし、翁長氏ほど危険な人物はおりません。翁長氏は中国の傀儡で、沖縄を中国に売り渡そうとしている人物です。
赤峰 当方に寄せられた沖縄に詳しい情報筋の評価は下記のように大変厳しいものがあります。
中国の習近平首席とは個人的な交遊関係にあります。そのような関係から、自分の娘を中国の北京大学に留学させていますが、だいぶ便宜を図ってもらっているようです。また、翁長雄志氏は、中国が沖縄を侵略することを歓迎しています。中国による沖縄侵略の際には、中国側から立場を約束されているようです。(2014-08-24)
この人にとっては、自民党でも民主党でも共産党でも、自分に都合がよければどこでも良いのです。
中国にいい顔をして、自分の立場がよくなるのであれば、簡単に中国になびく。革新系の政党に持ち上げられれば革新系の主張を言いだし、迎合する。国家の重要な地域の首長として、絶対に選んではならない人物が翁長氏です。(2014-10-03)
横井 翁長氏は、那覇市長の最後の仕事としても中国に便宜をはかっているようですね。
赤峰 八重山日報記事をご覧ください。
「龍柱」建設計画を批判 尖閣で対立の中国に発注 2014年9月19日
那覇市若狭に計画されている「龍柱」の建設阻止に向けた大会(主催・住みよい那覇市をつくる会)が17日、沖縄県立博物館の講堂で開かれ、約150人が参加した。那覇市(翁長雄志市長)は龍柱を中国に発注する予定で、尖閣諸島(石垣市登野城)周辺海域で中国公船の領海侵犯が常態化する中、市民団体などから批判の声が強まっている。那覇市は都市計画法に基づく都市マスタープランの一環で、新しい都市のシンボルにしようと、那覇市若狭に高さ15メートルの龍の柱を立てる計画を推進している。財源は国からの一括交付金約2億5千万円。うち材料とデザイン料を含む製作費の約1億6千万円は中国に発注する予定。
横井 こういう人が県知事になったら、中国による沖縄侵略が容易になります。また、翁長氏は、沖縄が中国の占領下に入れば、相応の身分保障があると期待しています。
中国にとって沖縄は、日本、アジア、そしてオセアニアへの覇権活動を行うための要衝の地として、手にしたいと考えている場所です。その中国の手引きをしているのが翁長氏です。
翁長氏は絶対に当選させてはならない人物なのです。
沖縄は祖国の命です。これからもしっかりと守っていきたいと思います。
したがって、どんなことがあっても、翁長氏を県知事選挙で当選させてはならないのです。
反日マスコミの誘導にのらないよう、沖縄県民も本土の人間もてを携えて沖縄を守っていかなければならないのです。沖縄は祖国の命なのですから。
赤峰 それでは沖縄シリーズを終わるにあたり、識者からの総括的なお話をいただきます。
・翁長氏は自分の政治姿勢が、国民や国家にとって、どれほどの裏切り行為になっているかという認識が全くありません。
・票と、金に対する嗅覚だけは優れている人です。
・沖縄県民も翁長氏が「こうもり人間」であることに気付き始めています。
・選挙公示前には翁長氏に対する、国民の関心が強まり、その正体が鮮明に見えてきます。
・沖縄は、日本が愛すべき地です。
・かつて沖縄の人々が私たちを守ってくれたように、今度は私たちが命をかけて沖縄を守りたいと思います。
了
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