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Channel: 赤峰和の「日本が、日本であるために」
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解説(123)  緊急声明 中国密漁船に抗議しないのは国益毀損

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Ⅰ. 赤峰和の時事解説 第123回  

緊急声明 中国密漁船に抗議しないのは国益毀損





中国“サンゴ密漁船”が6倍に増加 NHK 2014年11月5日 6時01分
小笠原諸島の周辺で中国漁船がサンゴを密漁しているとみられる問題で、島に近い領海内を航行する船がこの数日で6倍に増加していることが、海上保安庁の調査で分かりました。この海域では6日にかけ台風の接近が予想されており、海上保安庁は漁船に対し、速やかに島から離れるよう呼びかけを強めています。中国のサンゴ漁船とみられる船の活動海域は、小笠原諸島の沖合だけでなく、その北の伊豆諸島に近い海域にも広がり、海上保安庁によりますと、先月30日に212隻、3日も205隻が確認されています、【以下略】


貪欲なまでにあらゆる財産を簒奪していこうとする中国と中国人。

世界中から、非難の声が上がっているにもかかわらず、中国及び中国人の欲望をむき出しにした振る舞いは実に情けない限りです。もし、中国の春秋時代の聖人、孔子が現代に生きていれば、中国の「徳【※1】」の無さを嘆き悲しむことでしょう。
【※1】徳:気品、意志、温情、理性、忠誠、勇気、名誉、誠実、自信、謙虚、健康、楽天主義などの人間性を構成する多様な精神要素から成り立っているもの。


まもなく台風20号が中国密漁船のいる海域に近づこうとしています。日本政府は、人道的見地から、彼らに退避勧告を出しました。

同時に、密漁船に対する厳しい姿勢をみせています。これは当然のことです。

密漁中国船「台風避難でも上陸させない」国交相 読売新聞 2014年11月04日
東京・小笠原諸島の周辺海域で希少な「宝石サンゴ」を狙った中国漁船の違法操業が急増している問題で、太田国土交通相は4日の閣議後記者会見で「台風で漁船が小笠原諸島に避難してきた場合でも上陸させない」と述べ、避難目的での外国漁船の入港や乗組員の上陸を認めない方針を示した。【以下略】


小笠原村の森下一男村長は「ひょっとしたら(中国漁船が)上陸するのではないかという不安を村民が持っている。まず、村民の不安を何とかして解消したい」と語っているほどです。島の沖合い、わずか10kmほどのところで中国密漁船の明かりが見えるので不安は募るばかりでしょう。警視庁の警察官28人が、11月1日夜から島内のパトロールを始めているそうですが、それでも不安をぬぐいきれるものではありません。


このような情勢にもかかわらず、民主党、社民党、日本共産党、生活の党などの親中派の政党は中国に何も抗議しないのでしょうか。まるで、2010年9月7日、尖閣諸島で起きた中国漁船による海上保安庁の巡視船体当たり事件のときのように、中国への配慮で何も語らないのでしょうか。民主党はあの事件を契機として国益をないがしろにした政党という認識が国民に広まり、政権の座を奪われたことを忘れたのでしょうか。

民主党、社民党、共産党、生活の党も口先だけの中国との友好ではなく、堂々とものを申してこそ対等な関係を築くことができるのではないでしょうか。いまのままでは、民主党以下の政党は、中国に土下座して、追従しているだけです。国民はその姿に失望しています。

さらに、珊瑚は育つのに100年も150年もかかる貴重な保護対象生物です。その密漁に対して、環境保護を唱える市民団体は何も声を発しないのでしょうか。基地問題では「沖縄の海を守れ」と訴えた環境保護団体は、「小笠原の海を中国から守れ」と言わないのでしょうか。


ところで、歴史的事実として台風によって中国の侵略が防がれたことがありました。元寇【※2】です。
【※2】元寇:文永の役(1274年)と弘安の役(1281年)。文永の役では、博多での戦いで海上に追い返し、なぜか次の日にはいなくなっていたといわれている。暴風雨が元軍を沈めたとする説が通説。弘安の役でも、博多湾での暴風雨の追い討ちがかかり元軍は壊滅した。



歴史は繰り返すと言われています。中国は元寇と同じ過ちは繰り返してはならないのです。

ここで、識者からのメッセージをいただきます。


・日本と日本の美しい海が、中国によって蹂躙されようとしています。

・度を超えた中国の行動に、日本人が怒りを感じています。


・このような事件が発生した時、民主党や共産党の議員たちは、黙って見過ごしているのでしょうか。

・本当の日本人なら、声を上げるはずです。

・今、赤峰氏が各党に問おうとしている、「国の安全を本気で守る政治家は誰か」という命題を考えるべき出来事です。

・このような出来事の時に、どう対処しようとするのかで、日本人か否か、さらには次期選挙の結果が分かるような気がします。


・日本政府は中国船に台風の危険を通告し、退去を促しました。やるべきことはやったので、責任は彼らにあります。


・二百席近くの漁船は公然と盗みを働く犯罪集団です。

・彼らの背後には、中国政府の存在があります。

・だから、堂々と侵入してきているのです。


・世界のあちこちで中国が関わって生じているトラブルや国家間の衝突は、すべて中国側の犯罪によるものです。

・犯罪国家中国の盗賊漁船が台風の脅威に立ち向かうことができるのでしょうか。気の毒な事態にならなければよいのですが。



当ブログは、Ⅰ.赤峰和の時事解説、Ⅱ.時事放談(鼎談)、 Ⅲ.日本政治精神史、Ⅳ.国際政治解説、Ⅴ.提言、Ⅵ.平成ネット塾、の六つで構成されています。時宜に応じて、テーマごとに分類して解説を加えてまいります。

なお、当方へのお問い合わせは akaminekazu2014@gmail.com まで、お願いします。

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